日曜からようやくブーストがかかり出して、とにかく急拵えとしかいいようがないが、とにかく3曲録ってサンクラとbandcampにアップして、ウェブサイト立ち上げて、あとパワポでプロジェクトのプレゼンを作って、あとreflective analysisっていう反省ノートみたいのを書いて、とにかく出した。最後のファイルをアップロードして、残り時間を見たら2秒と表示されていた。設定次第なのだがこの先生の提出フォームは期限をすぎると消失する鬼仕様だったので、ギリギリのギリギリでなんとか首の皮一枚つながったのだった。ふえ〜。あとはリハモの課題だが、まずは寝る。

8/15 朝、Professional Developmentの最後の授業。ミュージシャンシップについて、など。あとD-moが「これが僕の健康の秘訣さ」とか言ってアップルサイダービネガーを持ってきて、みんなでスプーンで飲む。くそまずくて教室が阿鼻叫喚になると同時に、締めが健康食品かよっていうトホホ感など。終わったらスウェットパーカ羽織って(クソ冷房効いてるので)そのまま自習室に籠る。しかしぜんぜん取りかかれない病がものすごいパワーで襲ってくる。なおやスレなど見てしまう。

ファイナルの課題をまとめると、1) capstoneで3曲、2)advanced harmonic conceptsでMTSの楽曲1曲、3) Brazilian harmonyでMPB風1曲、4)Reharmonization technique未発表だがたぶんスタンダード曲のフルリハモ1曲、か。終わんのかなー。まあなんとかなるかー、と思ったらBrazilianのムルホランドが出張のため、木曜期限かと思ったら今日月曜が提出日だった。死ぬほど焦って、まずはコンビニに行って大きい方のレッドブルを買って飲み干す。帰り道にボイスメモでメロを録音して、なんちゃってミナス的な安易な曲を速攻で書き、カフェインの力を借りたまま録音してなんとか出した。音楽に対する姿勢が確実に不誠実になっているw。

8/16 リハモの授業、モーダルアプローチの続きで最終回だったんだけど、お子の病院の付き添いがあって途中退室。退出のついでにファイナルの試験とプロジェクトはどうなるのかと聞いたら、試験はない、プロジェクトは週末までに出題するので各自提出せよ、とのこと。みんなモヤモヤしたまま授業を受けていたので、ようやくクリアになったぜありがとう、みたいなムードになる。それにしても、他の授業はもうファイナルの提出・発表週なのに、まだ出題すらされていないという進行、悪い人じゃないんだけど地雷教授だったなー。ratemyprofessorのレーティングめちゃくちゃ低い理由がいよいよはっきりした。

ふたたび自習室にこもり、とりあえず目先のアドバンストハーモニーの曲を書いて、ちゃちゃっと録る。ドラムトラックで行き詰まったので、ここは金で解決じゃー、と思ってエリックハーランドのループ集をオンラインで購入。30ドル払った途端に気合いが入って授業までにアナライズ込みの譜面も揃え、最終の授業へ。すげえ気合い入ったビッグバンドアレンジとか書いてくるやつがいて苦笑い。そいつは例外としても、全体にレベル高かったし、それっぽくなってた。おれのもそこそこ受けたのでひと安心。

capstoneの先生から、正直このまま行くと単位危ないと心配していたけど、君が残り期間本気で取り組んでプロジェクトを仕上げると言うのならこちらも帳尻は合わせよう、というありがたい返信。数えたら4週間にわたり週報をぶっちぎってたw。あとクライテリア確認したら、普通の授業だと出席に相当する週報のウェイトが思ってたよりデカくてびびった。

8/17 奥さんが美容室なので子守などしつつcapstoneの課題やる。またネット見てしまう。スマートドラッグみたいなものに手を出したい欲望が頭をもたげてくるががまんして、とりあえずひとつ仕上げた。

8/18 capstoneつづき。晩になってようやくリハモの先生からファイナルの課題が出される。期限は来週火曜。ほかの生徒はすでに続々休みに突入しているのに、まだあと5日も引っ張るんか。ぐったり。

とにかく数週間シカトこいてたCapstoneのスケジュールを、なんとか帳尻合わせなければならない。Capstone Projectっていうのはおれが属しているProfessional Music Majorにおける卒業制作に相当する授業で、アルバムを出す、とか卒業ライブをやる、とか慈善イベントをやる、とか会社を立ち上げる、とか、なんでもいいんだけどとにかく自分で発案して、先生からそれに指導修正が入って承認を受け、そして自分でスケジュールを切って最後パワポで発表する、というもの。

ちなみに学部の設立意図からも、予算を組んだり機材をレンタルしたりギャラを払ったり、プロっぽいことをやると先生がよろこぶ、という特徴がある。あと週報を毎週出さなきゃいけないのがちょっとかったるい。特におれは興味があったのでオンラインクラスを選んだんだけど、オンラインのほうがむしろ提出物多くてかったるいんだよね、授業で会ってなあなあみたいのができないし。おれは3曲録って自分のウェブサイト立ち上げてEPとして発表、というのが自分で出した計画なんだけど、ええ、3ヶ月ありましたけどぶっちゃけ何も着手していません。

どーすんの。というわけでとりあえず謝りまくった週報を出してスケジュールを切り直し、ウェブサイトは速攻で捏造。楽曲は学校の課題で書いた曲から2つサルベージして録り直して、あと1曲は書き下ろせばなんとか間に合うだろう。きょうはレーティングオーディションがあって、娯楽として受けるつもりでアプライしていたんだけどそれどころじゃなくて行かず、あと午後にPIのファイナル試験もあったんだけど、こちらも適当な準備のまま酷い手癖まみれのソロを繰り出して、なんとか乗り切った。リンカーンごめん。自分が嫌いになるレベルの酷さだったが、とにかく課題優先だ。

8/7 リンカーンPIはお休み、スムースジャズアンサンブルはリサイタルの振り返りなど。いったん曲がグダっとしても、キメとエンディングだけバシっと決めてしまえば良い演奏だったように錯覚させられる。だから実はキメのない曲のほうが良い印象を残すのは難しい、といった話など。このあたりからファイナルに向けてざわざわし始める(俺が。卒業制作にあたるcapstone projectという授業の週報を3週間ぶっちぎっていたのだった)。

8/8 professional development、NY timesのファインアートの記事を使ってディスカッション。バークリーの生徒はどうしても視野が狭くて、絵画やスポーツへの興味が薄い子が多い。でもそれでは人間として豊かになれないし、なによりヘルシーな人生といえるだろうか、とD-mo。ディーモはとにかくNY timesを知性の拠り所として盲信しているふしがあってw、でも読んでみると実際バランスいいと思う。政経社会面のクオリティを高く保ちつつ、ファインアートからストリートカルチャーまで目配せが効いていて、それが100万部出ているところに良心の存在を感じる。意地悪に見ればエスタブリッシュメントの嫌らしさ、リベラルのいけ好かなさでもあるんだけど、でもないよりはあったほうがずっといい。

午後、梅田くんがニューポートジャズフェスの流れで寄ってくれて、Hubwayで街を案内した。日本を発つとき何十人の人がボストン行きます!って言ってくれて、もちろんそれはうれしかったんだけど当然のことながら実際来てくれたのは片手で足りるくらいの人なので、なのでありがたく思います。

8/9 朝8時、そのD-moとコーヒーブレイク。こんな年寄りでノコノコ学生やってる俺のプロフィールが気になったみたいで、君に興味があるんだけど、と呼び出されたのだった。君は以前のキャリアの話をされるのが嫌かもしれないけど、それは絶対に武器にすべきだし、実際役立っていくはずだ、と言われるなど。

リハモ、ブルース。ミンガスによるGoodbye pork pie hatのアナライズで、とうとうさっぱりわからない箇所が出てきた。すごい要約すると、ブルース形式でトニックのエリアにはどのトニックコードを放り込んで代替してもよい(ドミナントサブドミナントも同様に)、という話なんだけど、あまたある選択肢のなかでなぜそのコードが選ばれているのか、どういう理由でその色が使われているのかというチョイスについては結局セオリーらしいセオリーがない。だからつどつどアナライズしてそのパレットの色合いをケースごと確かめていくしかない。ロチンスキーは2度ドタキャンしやがったので、どう考えても来週で授業が終わるムードがない。なのに埋め合わせの補講の話もしないし期末課題についても発表がないので、みんながちょっとどうなんの?ってムードになってきている。

ネデルカのアンサンブルはリサイタル振り返り週。ビデオみんなで見てやいのやいの。おれとコータさんはどうしても日本人なのでヘマったしくじったところばかり反応してしまう。みんなは自画自賛、他画も自賛なのでたいへんけっこうなメンタリティだと思う。見終わったあとたわいもない話、けっこう噛み合って時間オーバーするまでずっとダベってた。ブルックリンの各エリアの人種とムードとか、日本と韓国に黒人音楽好きが多いのは駐留米軍の影響もある、とか。

アドバンストハーモニーコンセプツはファイナルプロジェクトのドラフト講評。おれ用意できなかったのでぼんやり過ごしてしまった。フージェン、レオはやっぱり達者。アビジッとかエスニック勢も相変わらずおもろい。

8/10 ブラジリアン、MPBつづき、ナシメント。ひさしぶりに聞くけどやっぱいいよなー!ちなみに先生はロウレイロもシルヴァも知らなかった。もちろんロウレンソヘベッチスも。英語もままならない東洋人が自分の知らないブラジルの音楽家の名前をつぎつぎ挙げていくのだから、先生も面食らった顔してた。日本人ってやっぱり独特のアンテナが発達してて、ある意味いびつでもある。

8/11 リハモ、ブルースの続きとモーダルアプローチ。3つの機能を特定したら、モードのなかで代替自在という考え方。なのでリハモの色付けはモード自体のチョイスで行う。これはわかりやすかった。921のインターナショナルアドバイザー行ってOPTのアプライの書類受け取る。期限迫っていて危なかった。週末のうちに写真と小切手揃えてUSCISに送らないと。

列車がレールを叩く音で目覚める。路線図ではこんなところ電車は走っていないので頭でも狂ったのかと思ったのだが、カーテンを開けてみるとホテルの裏手が一段低くなったところを確かに地下鉄が走っていて、なんだこれと思って地図を見てみると、グリーンウッド墓地とサンセットパークのあいだに地下鉄の車両基地があって、そこにつながる引き込み線のようだった。まあでも、電車はやかましくとも排ガスを出さないから、それほど嫌ではない。

チェックアウトしてレンタル自転車を借りて、きょうはブルックリンの行ったことないエリアをつぶして土地勘をつけていくつもり。グリーンウッドからパークスロープ、クリントンヒルからベッドスタイ、フラッシングav駅から北上してウィリアムズバーグの東側。うーむ。だいたいわかってきたぞ。citi bikeは30分以内にいったんドックに戻さないと料金が加算されてしまうのでかったるいが、それ以上にドックが至るところにあるので、ボストンの同じシステムよりだんぜん困らない。

いったんチャリを返してサブウェイでウォール街へ。ビザのことをお願いしようと思ってる弁護士さんと面会。いい人だったので本依頼する。またciti bikeを漕いでSOHOのコンちゃんちに立ち寄って、またチャリでブルックリンハイツに出てユザーンとお茶。あのあたり雰囲気よくてすごく気に入ったけど、あとで賃貸サイト検索したら死んだ。たぶんブルックリンでもっとも高い。ブルックリンが東京と似てるのは、標高と地価がけっこう比例しているところだ。パークスロープも坂道を上り切った公園沿いがいちばん高いと聞く。

ダウンタウンのタワマン街をうろうろして(低層階が思ったより安くて、タワマン住むのはダサいけどありかもしれない。こっちは地震のリスクもないし)、ハンちゃんとヨハンと待ち合わせしてマンハッタンのコリアンタウンで夕食。ハンちゃんたちは去年に続いてマシューギャリソンがオーナーをつとめるシェイプシフターラボで下働きのバイトをしながらマシューのレッスンを受けている。とてもいい選択だし、間違いなく彼らの音楽人生にとって宝となるような日々だろうと思う。出会った頃よりお互い英語が上達しているので数時間おおいにしゃべり、バスの時間でバイバイ。

グレイハウンドはいきなり1時間半も発車遅延。バスターミナルがクソ寒くて座るところなくて最悪だった。いちど走り出してしまえばそんなに悪くはない。NY郊外を過ぎてコネティカットに入ると高速道路の街灯がなくなって、星明かりのなかをヘッドライトだけ頼りに走り続けることになる。子供の頃に何度か行った富士山での天体観測とか、あと96年にタクラマカン砂漠をバスで一周したことなど思い出して、とてもよい気持ちになる。サウス駅からウーバーで(正確にはLyftで)帰宅して、風呂。うちの風呂が最高!

ブラジリアンハーモニーはMPBつづき、カエターノ。MPBはジャンル名じゃないなーって思える、EDMと同じくらいレンジの広い言葉なのだが、ボサノバ以降、という意味では共通した時代感覚があるのもわかってきた。それにしてもムルホランドはケチなのか自分でトランスクライブしたリードシートをOHPに映すばかりで配布してくんないんだよね。もう一度言うけど、ケチなのかなw。

学校の前でミツと待ち合わせして、バックベイ駅からamtrakでStamford駅、Metro-Northっていう謎の近郊鉄道に乗り換えてPort Chester。ドナルドフェイゲン&ザ・ナイトフライヤーズのツアー初日を見にきた。いちおうツイートしたの加筆して貼っておきます。

NYから電車で1時間10分という絶妙な片田舎、ポートチェスターにやってきました。駅周辺、東京でいうと拝島って感じ。なんでこんな地味な町のホールが、ドナルドフェイゲンの新バンド、ナイトフライヤーズのツアー初日なのか。たぶんフェイゲンなりの意味がありそうです(もしくは単なる意地悪)。駅の近くにエルサルバドル料理店がふたつあって、入ってみると英語のない世界に。移民の町なのかな。

Donald Fagen & the nightflyersのツアー初日、さきほど終わりました。素晴らしかった。まずメンバーは既発の4人に加えてZach Djanikian (gt, t.sax, cowbel)。このマルチプレイヤーの加入により、楽曲の再現度がかなり高くなってる。しかし再現ライブとはまったく違う。フェイゲンはピアニカ1曲を除いてずっとRhose。Keyのウィル・ブライアンはハモンドの上にProphet08、左側に生ピ音色のエレピ、右側にエレピ。これで音色的にはじゅうぶん。コーラスは3声で入れ替わり制、ごくたまに6人全員歌う瞬間がある。

コナー・ケネディはギターも歌も才気横溢、フェイゲンを食ってしまう瞬間すら。これを見込んだんだな。来日時のお楽しみで伏せますが、アルバム曲のほかに意外な曲もまさかの有名曲も出し惜しみなくやってくれました。そのセットリストを通じて表現されたのは、剥き出しになったフェイゲンの核心。若いバンドサウンドは、楽曲からジャジーな和声、シーケンサー、アーバンなシンセ音などの化粧を剥ぎ取る装置でした。その音像をとおして聞けば、フェイゲンはSDの1st、2ndから一貫して、aja/gaucho期も現在に至るソロも、彼は変わらずブルースロックを書いてきたのが明確にわかる。

それにしても、なんて達者でみずみずしい、相反する性質を高次にあわせもった演奏だったろう。桁外れの楽曲群を携えた新人バンドのデビューを、72年にタイムスリップして目撃しちゃったような気持ち。ジャジーな化粧を取り払った音像はBNJFで不安だけど、それを超えてアメリカ音楽のひとつの極致があるのは保証します。Twitterでは何か言われるのが嫌で書かなかったけど、こんな日記まで読みにきてくれる人はネタバレ激怒とかしないと信用して、セットリストを書いておきます。

Green Flower Street
New Frontier
Hey Nineteen (Steely Dan)
Shakedown Street (Grateful Dead)
The Nightfly
Kid Charlemagne (Steely Dan)
Beast Of Burden (Rolling Stones)
Bad sneakers (Steely Dan)
You Can't Catch Me (Chuck Berry)
Dirty Work (Steely Dan)
Home at Last (Steely Dan)
Falling - Twin Peaks Theme (Julee Cruise)
Third World Man (Steely Dan)
Bodhisattva (Steely Dan)
Weather in My Head
Peg (Steely Dan)
I.G.Y.
Viva Viva Rock and Roll (Chuck Berry)
encore
Reelin' In The Years (Steely Dan)

なんだろうこの満腹感。Fagenは死ぬつもりなのかな。自分の作品群をアメリカ音楽のメインストリームのなかにプロットしていこうとする意図ははっきりと汲み取れた。グランドセントラルまで出てミツと別れ、ブルックリンの36st駅という、フォデラがある駅なんだけどw、そこのホテルに泊まった。マンハッタンはもとよりブルックリンのダウンタウンでもホテル代の高騰は著しく、ここまで郊外に出ないとおれの財布では風呂つきの部屋が取れなかったのだ。

7/28 リハモはメロディにアジャストさせたアプローチコードと、総まとめ。もうまとめかよ〜。この授業は終了後に復習しないと身につかない気がすごいので、やらんと。夕方リハ。どのアンサンブルもお尻に火が付いて、この週末は毎日複数本のリハ。おまえらー。だから早いうちから集まろうって言ったろー。

7/31 リンカーンPI、試験対策で、7/8のブルース進行を流しながら20分以上えんえんソロ。死んだ。3分もすると手札が尽きてくる感覚を覚えはじめる。5分でほんとうに手札が尽きる。10分過ぎると筋力のほうの限界がやってくる。弱い。弱すぎる。もう逃げ出したくなるが先生はニコニコ伴奏し続けてくれているのでやめられない。だいたいこのくらいの練習は、初学者だって普通にやってるのだ。いままでベース奏者だってことを傘にきて逃げ続けたからしんどいのだ。何もかも足りなすぎる。もっとやんないとなー。

昼に921でスコットのアンサンブルのリサイタル。リハが足りなくて構成にボロが出まくったけど、個人技でカバーしてなんとか形にはなった、のかな。35分の演目のはずが50分もやっちゃった。ひどいw。ジャムの緩さと良さみたいなのは両面あるけど、いずれにせよ度胸が要る。あとうまい子さすがだなーって思うのは、ダラけた時間帯が発生しても、キメとかエンディングとかを絶対外さないんだよね。それでオーディエンスの印象がしゃっきり書き換えられてしまう。あとでビデオ見返したらアクションがダサすぎて死んだ。おっさんの内股ほんとヤバい!

8/1 進路指導はフィリピンから来てるジレちゃん(すごく才能あってしかもかわいい)が自分のプロジェクトを発表したり、あとアミネがジミーファロンに出たときのビデオ見てディスカッションしたり。アミネのREDMERCEDESはミンストレルショーのリバースエンジニアリングだと思うって言ったら先生だけすごく受けてくれた。

そのあと来週ツアーでお休みのリンカーン先生の補講。つまりこれがリンカーンとの最終授業ということになる。昨日に引き続き、きょうはActual Proofのカラオケ(先生と共同で作ったw)を延々流しながら、ベースラインも担いながらのソロ25分。やっぱり死んだ。そりゃ入学時よりは上手くなってるとも思うけどさー、こんな徒手空拳で卒業させていいんかねーという気分に。

午後のMotown/AtranticはWhat's happening brotherをまた8小節だけ執拗にコピー。おれはジェマーソンの開放弦使った手クセ分析には自信がある。Pop repetoirは持ち寄りで耳コピ大会。

8/2 リハモ、これまでやったリハモ手法を複合的、多重的に使用した拡張について。サンプルがビルエヴァンス中心になる。巨人だなー。そのあとネデルカのアンサンブルのリサイタル。授業があるからリハに行けないって伝えておいたのにrootsyがいないってことになっていたらしく、なんとも脱力。

リサイタル本番は、おとといのに比べたらリハができていたのもあって、あとみんなそこそこリラックスムードで、楽しく終えられたように思う。一度だけマジかよっていうミストーンをした。また例によって、簡単なところで。減ってきた気はするんだけど、この悪癖をなんとかしないとステージ仕事では一生信用されないで終わりそうで、怖い。奥さんとお子と、奥さんのママ友がおふたかた来てくれて、同じ月齢の幼児が3人並んだ。大学では珍風景だったように思う。ネデルカはすごいよろこんでくれた。

ライブの興奮も残ったままミッチのアドバンストハーモニー、今週からビル・エヴァンス(またしても)。リハモ視点ではなく、マルチトニックやアクシスシステムからの分析が中心。これでいちおうジャズ和声の理解としてはポリモーダルが抜けてるくらいには埋まってきたかなー。その先は現代音楽領域に突っ込んでしまうように思えるし、なによりおれはポップ耳なので、自分の魅力を感じる領域がわかれば、よしとしよう。