1ヶ月早いねー。最近の自分を振り替えると、まずはネガティビティだと、アトピーの悪化が最大のトピックとしてある。理由は簡単で、去年顕著な効果を示したデュピクセントが、1月に保険会社を切り替えたとき、自分の下調べの至らなさから同じ処方箋で処方され続けることができなくなって、またいちからやり直しってことになり、この3ヶ月、使えなくなってぶり返していたのだった。

別にデュピクセント前に戻っただけでしょ、といえばその通りなのだけれど、人間というのは脆いもので、いったん病状が大幅に良くなってしまうと、そこから悪化するのはほんとにメンタル的にしんどいのだった。デュピクセント前の症状レベルを100、後を20くらいと考えるなら、いま8〜90くらいまで戻ってしまった感じなんだけど、精神的には200くらいしんどい。よくこんな地獄で何十年も生きてたなー俺。

いままた処方のプロセス中なので、この地獄もそう長くは続くまいとは思って、家族もいるしさ、地下鉄に飛び込んだりするのは踏みとどまっている。おれがいちばんアトピー悪かったのは23のときなんだけど、あのとき、ほんとに気を許すとすぐに飛び込んでしまいそうになるので、とにかくプラットホームの真ん中しか歩かないようにしていたのを、病院があった御茶ノ水の駅の風景とともにいまでもはっきり思い出せる。

ちなみになぜ保険の切り替えでトラブったかというと、自分の主治医が保険の対象内にいるかどうか、保険会社のサイトでちゃんと検索して表示されたので安心していたのだけれど、自分の無知というか大きなトラップというか、こちらの医師は複数のアドレスを持っていて、自分の主治医の場合、入院病棟のアドレスは保険適用内なのだが、外来病棟のアドレスは適用外だったのだ。なんだそれ。

そんなわけで人間としてのアクティビティは大幅に低下していて、ジョギングもせっかく温かくなってきたのにやめてしまった。まずい。一方のポジティビティだけど、何をいまさらと言われそうだけど、最近、楽器の練習が楽しくなってきて。ようやくすぎんだろ、って感じなんだけど、ようやく弾いてて楽しい、楽しいから弾く、弾いてるから弾けるようになってくる、というサイクルが回り始めたのかもしれない。

あと諸事情で通い始めたシティカレッジのジャズスタディなんだけど、すごい良いです。40人くらいしかいない小さな学科なので、こうファミリー感があるというか、目が行き届いている感じがあるし、なんとかこの子らをジャズクラブに出れる程度には仕上げて送り出さないと、というファカルティの熱意も感じる。公立だから学費も私立音大の1/3だし、留学先としてはけっこういいのでは。

バークリーみたいにプロ顔負けの同級生がいたり、バラエティに富んだ科目があったりいろんな豪華ゲストがやってくるきらびやかさはないんだけど、自分にはすごく合ってる感じがするし、楽しいです。あとシェパードホールというお城みたいな校舎が、古くて不便もいろいろあるんだけど、めちゃくちゃ雰囲気よくて元気になります。

ただ学校も行って仕事もして、ってなるとほんと忙しいね。ほんとは寝込んでる暇ないんだけど、アトピーの悪化とともに発熱の回数も増えてきて、空いてる時間はだいたいベッドに伏せってます。家族のサポートがあってなんとかやれてるのがほんとうのところ。そんなところで。