授業初日だった。ハーモニーの授業は、早口だけどまあ安心感。前の学校より良いなーと思ったのは、アナライズでローマ数字と矢印に加えて、和声機能をぜんぶ書かせるところ。ノンダイアトニックのセブンスコードで1箇所、ドミナントだと書いたらサブドミナントだったところがあって、サブドミナントのキャラクターノートも含んでいなかったので、なんでだろうってなったところがあった。このレベルでわからないところがあるのは情けない。家に帰ってから調べたら古典和声のほうのサブドミナント定義で判別できたので、基本はやっぱ大事だな。

もうひと枠はキーボード基礎だったんだけど、まさかのドレミからやらされて、他の生徒が音楽科の生徒じゃないと判明したので、これはドロップすることにした。ただ代わりに何を取るかが難問だ。発音矯正がある英語のクラスを取りたいけど、これは全部埋まってる上に時間帯が被っていてキャンセル待ちも不可。英作文のクラスもちょうどいい時間帯のクラスは全部満席。生徒数が少ないので授業の選択肢が少なくて、なかなかうまく時間割が組めない。

帰りにカンタくんのオフィスを見学に寄らせてもらう。きのう日記に書いたペアーズのおもしろさについて、実際目の前でやってもらったら彼もやみつきになってしまったのだけれど、日記はたいして読まれなかったのでつまり、「実際に手を動かしてもらわないと面白みが伝わらない」タイプの文章はいまどき流行らないのだな、その文章を読んでる最中に面白みまで味あわせないと食べてもらえないのかな、とか思った。

やっぱり学生というのは何かやってますという目先の充実感が得られてしまうので、中毒性があって怖いと思った。学ぶのは楽しいし学べるのはありがたいことなのだけれど、この充実感を自我の安寧のために、つまり自分が何者かであるか手っ取り早く定義づけられるように用いるのはやはり大いに問題があるように感じる。ひさしぶりに午前から夜半まで活動したらめったやたらに疲れてしまった。走れず。