前の大学もそうだったけど、アメリカの大学の学期最初の週はお試し週であって、add & drop weekとかなんとか、とにかく1週目のうちは選択した授業をやっぱ止めた、ってしたり、もしくは代わりに別のものを取ったり、クラスに空きさえあればなんとでもできる。別の言い方をすると、満席のクラスにも空きが出る可能性がある。

そんなわけで履修のサイトとにらめっこしながら気になる授業に余計に出てみたり、あと学部のオフィスに授業を取得するための許可を出してくれーって言いに行ったりして、たいへんに疲労した。

面白かったのが、ハーモニーの授業が週に2コマあるんだけど、1コマは座学でもう1コマはそのとき習ってるハーモニーに基づいたインプロビゼーションの授業になっていること。ハーモニーの授業で楽器触らせてもらえると思ってなかったのでこれはちょっとうれしい。またアンサンブルとは別にジャズレパートリーって授業が必修にあって、これは1学期で15曲くらいのスタンダード曲をじゃんじゃんインストールしてコンボで演奏する、というもの。アンサンブルと違いがわかんないっちゃわかんないんだけど、とにかくフォーカスがはっきりしていて実践的なのはいいと思った。

ただ3グループ作られたけどドラマーがひとりしかいなくて、そして私のグループにはドラマーが割り振られなかった。こういう冷遇を受けると、ほんとはそんなことなくても、勝手に「ああ自分らは要らない子組なんだな」って勘ぐって決めつけてしまうところが、私にはある。とくに言葉が不自由な状況に来てからは、なおさらこの手の被害妄想が大きく作用しがちな傾向にある。たいていの疑心暗鬼は相手の言ってることを部分的にでも汲めていない不安から発生しているように思う。

20分しか走れる時間がなくて、ためしに昔走っていたときやってみたかった1マイル9分のペースで走ってみたら、15分ももたずに死んだ。こらいきなりすぎた。15分2.3km。ひさしぶりに学生に戻ったためか、脳が疲労しまくって火曜は寝倒してしまった。