日曜はごく近所に住んでおきながら初めてフェンウェイパークに野球見に行った。ヤンキース戦。なんか雰囲気よくて存外エンジョイしました。あと、いつも通学路から見える倉庫にぞんざいに放置されてるマスコット着ぐるみ、ウォリーズくんが動いてるのを初めて見て感動した。でもぜんぜん可愛くなかったw。

さて月曜、PIは過去の曲おさらいとハーモニックマイナーモードのおさらいやったんだけどインターバルの上昇下降が甘くて苦笑いされた。いまさら恥ずかしい。スコットのスムースジャズアンサンブルは、リサイタルの曲選び。バンド名がぜんぜん決まらなくて笑ってるうちにおれは早引け。ネデルカのアンサンブルで一緒のマシューたんのリサイタルが時間かぶってしまったのだった。

そのマシューのリサイタルは、かなり前から毎週リハやってて、全曲マシューがそれなりにアレンジを作り込んでいて、キメも多いんだけどちゃんと自作譜が配られ用意周到で、正直先週やった最終のリハは仕上がりとてもよかったのよ。ところが本番前にベースの音が延々出ないトラブルがあって(シールドとアンプとの相性だった)、へんな不安が高まったところに客席があんまりこうフレンドリーな感じでもなくて、そこで1曲めにマシューがヴァース1で歌えなくなっちゃったんだよね。たぶん緊張で。

そしたらそれが伝染して、おれがメロメロになって、そしたらサンティアゴまで構成抜けちゃったりして、ラチーもなんか萎縮しちゃうしマシューは緊張抜けないままだし、方々で続々ミスりだして、どわー、とにかく曲が止まらないで終わってくれ〜みたいなこと考えてる間に終わった。めちゃくちゃヘマしたわ正直。ソロも後半何やってんのかわかんなくなっちゃったりして、最低だった。学生でよかったよ(よくない)。それで思ったんだけど、バンドでもうひとりの日本人、ドラムのゲンちゃんがすごい安定感あったんだよね。

名前こそ同じだけどゲンちゃんは特待生で、若いのにすごい上手で努力家で練習家で、とにかくエリートっていうか優秀な子なんだけど、ああこういうとき崩れないのが優秀ってことなんだな、って心底思った。おれ年長者のくせにメンタル弱すぎ。波がすごい。調子いいときとかはさー、ちょっとイケてんじゃんって自信持てるくらいには弾けるんだけど、呑まれたり引っ張られたりしたときにすぐメロメロになってしまう。オーディションとかでもよくある。そしてそのメロメロになったときのメロメロ具合がひどいの。

ゲンちゃんも自分では「ヘマしました〜テヘ」とか言ってたんだけど、もちろん彼の最上のパフォーマンスではなかったんだろうけど、ただその調子悪くても悪いときの底のレベルがだいぶ高いんだよね。だから単純に最高速がすごいって話とは別に、ダメなときでもそのダメさの底がかなり高いレベルで保証されている、っていうのが優秀なプレイヤーの条件なのかな、って、そういうことを思いました。そしてそれを裏打ちしてるのは日々の練習の積み重ねなんだよね。おれほんとまだまだゴミです。