リンカーンPI、バッハのチェロ曲、それなりに準備していったのに教室で弾いたらぜんぜん弾けない! これ何度もあるあるで、結局は練習量が足りてないだけなんだけど、たとえば座ってたら弾けるのに立った途端弾けない、とかそういうことがしょっちゅうある。つまり楽じゃない姿勢で、家じゃなくて、なんなら自分の楽器じゃなくても弾けるところまで持っていかないと、いざ人前に立ったとき地獄を見る、ということを学びつつある。

ただでさえおれはメンタルが弱い。メンタルが弱いのでその場のムードやそのときの自分の体圧に左右されてすぐ演奏のクオリティに波が出る。そのとき、よくできたほうは忘れておいて、波の下を基準値にして自分を調性しないとならない。いちばんひどい状態での演奏でもなんとか許せるレベルまで持ち上げておかないといけない。そのためにみんな毎日あれだこれだと練習しているのだなー。あーうー。

スムースジャズアンサンブル、先週からの持ち寄り曲回なのだが、ボーカルの子がオリジナルを書いてきて、曲の良し悪しはこの際関係ないのだが、バンドへの指示出しが地獄しんどくて(おまかせでお願いします→うーんなーんか違うなあ→もうちょっとファンキーに?→なーんかムード違うなあ→あたしが最初言ったみたいにやってもらえる?→なーんか違うんだよなー)、若いフィル、マテオの順に発狂しはじめて、教室が大惨事になってしまった。

結局は自分の頭のなかで鳴ってる音じゃないと納得できないのに、それがまだ練れてないしうまく言語化して伝えられもしないからおまかせって言ってしまって、なのにダメは出続けて、わがままの女王みたいになってしまうんだよね。あらゆる現場で見かけてきたのでデジャヴ感がすごい。