やー結局ドタバタのままファイナルウィークをなんとかやり過ごし、単位こそ落とさなかったものの成績は過去最悪、たぶん卒業までで最もしんどかったなーと思いだすであろう4度目のセメスターを終えました。これで事故が起きないかぎり次のセメスターで卒業になりますが、首席卒業の目はなくなりました。何も向上していない気がする。ものすごく心細い。いくらなんでもこれは心許なすぎるのではないだろうか。PIの期末試験ボロボロだったのが地味に精神を圧迫しています。そしてボロボロになったのはとにかくビジネスのクラスで精神がおかしくなっていたせいだと思う。

そのしんどかったビジネスクラス、他人に説明するときにマグノリアトムクルーズを例に出すと伝わりやすいことが判明しました。おれはとにかくそのポジティブシンキングとか7つの習慣とか人脈とかそういうクソ野郎を極度に避け続けて唾棄しまくって生きてきて、そういう気持ち悪い奴らを殺すために、自己啓発めいたことを1ミリもしなくてもビジネスで成功できることを証明してやろうとがんばってきた側面すらあるのですが、とにかく生まれて初めてそのクソに接触し、触れただけで強烈な吐き気と抑鬱状態に襲われることがわかったので、今後も一生、一瞬でも目にしないように心がけていきたいと決意を新たにした次第であります。毎セメつけてたショートまとめやろうか。

The Music of Stevie Wonder(リック)
ティーヴィの手癖を浮き彫りにして獲得するのが目標、宿題多いけど超エンジョイだった。リックは分析オタクで授業の進行めちゃ早いのだが親切でナイスガイ。

The Music of Miles Davis(ケン)
ティーヴィと違って歴史重視、時代ごとの曲名当て小テストが4回、中間と期末の試験はマイルスのソロを暗譜して歌わされる。あと評論の感想エッセイ2本。まあ常識レベルなので楽勝。

Advanced Logic Skills for the Songwriter(エリン)
ベーシックと同じカリキュラムをレベル上の内容でおさらい。相変わらず実践的で良い。クラスメイトがめちゃくちゃレベル高かった。

Songwriting 1(サラ)
楽勝と踏んで取ったら英語でドツボった。洋楽におけるsongってのが詩から脈々と続く概念であること、つまりとにかく言葉ありき、そして言葉はアクセントありきなんだと思い知らされた。

Pop/R&B ensemble(ネデルカ)
超楽しかったネデルカの授業、初見のアプローチを徹底的にやらされた。彼女はコード進行よりメロよりまずソングフォームと小節数をがっちり取らせるの。ちなみにチャーチ上がりなので譜面一切禁止w。

Small Band Jazz R4(ジョシュ)
別のクラスのオーディションに落ちた結果、残り物のなかから仕方なく取ったアンサンブルだったけど、最初ボロボロだったのが最後すごく結束感が出て、そのプロセスがすごい勉強になった。

Hip-Hop Songwriting(レイダー)
カリキュラムがちょっと行き当たりばったりで振り回されたけど、なによりトラックメイキングではなくラップのクラスだったことが痛恨の勘違いだった。ラップ鬼しんどかった。意地でAとったけど。

Jaco Pastorius Bass Lab(エド
評判微妙だったんだけどこれまで取ったラボの中ではいちばんしっかりしてた。毎回リスニング1曲、宿題1曲。エドちゃん先生がマイナー曲掘り返してくるのは面白かった。

Business of Professional Music(ジェス)
親身で良い先生だったけどとにかく基本的な授業のイズムが自己啓発的でしんどかった。結構アメリカ人みんな嫌悪感ないっていうか好きなんだよねあれ。オエー。

Private Instruction (リンカーン
正直今セメ、プレイヤーとしての進歩はゼロに等しかったと思う。リンカーンはいつも優しいけど失望させていると思う。すみません。

あと学校の外でずっと目標にしているWally'sの水曜日だけど、結局いまのところ大した進捗はない。これまでに4回(4曲)出させてもらっただけ。もちろん喋ることすらできず見てただけの時期と比べればだいぶ違うは違うけど、アンソニーがいないときの代打には、まだ呼んでもらえない。正直つぎなにをしたら認めてもらえるのかわかんない。暗闇てさぐりすぎ。ボストンにいる間にレギュラーになるのは無理かなーってちょっと諦めムードも出てしまっている。まあ下手だし実績ゼロなんだから、仕方ない。考えるたび落ち込む。