さて忙しい。朝イチ、ヒップホップライティング、レイダーのネタが尽きたみたいで「何教えてほしい?」って言い出したので笑ってしまった。ビートとリリックの関係、いいビートって何?って聞いたら、ラッパーにいいラップを引っ張りださせるのがいいビート、それはリリック面でもフロウ面でも。って言われて思わず納得しちゃった。そのあと自分の曲のDAWデータを見せながらビートとフロウのコンビネーションとか、ここはサンプルにインスパイアされてこのリリックを書いたんだ、とか説明、なんかこうアフロアメリカンって場当たりで形にしちゃう力がすごいんだよな。

ティーヴィーはシークレットライフとホッターザンジュライ。2時間でアナライズ9曲、飛ばすなーw。ラスタファリズムの話になって、ハイレセラシエとかは知ってたけど、ラスタファリのラスってプリンスって意味だというのは初めて知った。何週か前にも西アフリカの言葉で預言者みたいな意味のアグリオって言葉を教えてもらったし、リック先生はクラスが和声に飽きてきた頃にカルチュラルな文脈とか、あと歌詞の話をぶっこんでくるのでうまいなーと思う。たとえばスティーヴィーは楽しかった思い出が悲しい色に変わるとき必ず4度がマイナーする、とかw

リックこそ早く本を書くべきだし、出たらなんなら翻訳おれがやりたい。ちなみに文章も上手くて色男でそしてベースがくそうまい。あと子供がふたりともくそかわいい。なんなんだあいつ(優秀な先生です)。そのあとマイルスのクラスは60年代。公民権運動とブリティッシュインヴェイジョンとヒッピーカルチャーがマイルスに与えた変化、みたいな話で、ほとんどM/Dそのままみたいな話だったので笑ってしまった。ちゃんと現地でも通用しますよ。あとケンちゃん先生は毎回取り扱う範囲のヴァイナルを教室に持ってきてクラスに回しながら講義するのが偉い。やっぱりあのサイズでジャケを見て気づくことは多い。