前職の同僚がボストンまで遊びに来てくれたので観光ガイドを務めたのだが、あれもこれもとスパルタになってしまって申し訳ないです。しかし名所だけならチャリで半日で回れてしまうのがこの町の恐ろしさだ。地球の歩き方ボストン編の後半はNYとDCのガイドに費やされていて、作った人が気の毒になる。

ジャコパスラボのため学校に戻り、ブライトサイズライフのソロを合奏w。リスニングの時間はジャコの名演ということでアル・ディメオラとの共演がかかったのだが、死ぬほどダサくて脳が死んだ。ギターという楽器はとてつもない魅力を放つ一方でとてつもないダサさを呼び込みもする。ほんとうに難しい。

いま住んでいるアパートメントの更新のお知らせが来て、憂鬱。ほんとうは自分の身分からすると不当に高級な現在のアパートから引っ越したいのだが、お子もまだ4ヶ月足らずで、われわれも慣れないことだらけでバタバタなので、引っ越せる体力的な余裕がない。そして案の定値上げしてきたのだが、契約期間によって傾斜をつけてきた。

すなわち交渉するにあたって、未来の見通しを基に要求を述べないといけないということである。このまま事故なく行くと、次の夏セメで卒業の運びとなりそう(まだ断言はできないけど、たぶん)だ。つまり9月には学生からただの無職に戻ってしまう。ここボストンに残る理由がいまのところは、ない。かといって9月すぐにどこかへ動ける見通しもない。

問題はいつ、どこへ動くか、だ。ビザの問題もあるにはあるが、当面1年はOPTでしのげる。ふたたび言うが問題はいつ、どこへ。何もわからない。何のツテもサポートもない。ひとつ確実なことは、おれはもうボストンの冬の寒さが我慢ならなくなってきている。ほんとうならハワイへ越したいくらいだけど、彼の地に音楽産業は大して無いと聞く。マイアミもまた、難しい。ナシュビルはカントリーの聖地だから除外。

順当に考えればLAという選択肢になるわけだけれど、音楽的にはどうしてもピンとこない。やはりNYか。と思っているところにJazz the new chapterの最新号が届くと、目次にフィラデルフィア特集とある。何かの啓示だろうか。うーんフィリーかー。行ったこともないからなー。何もわからないに何もわからないを掛け算しても何もわからないままだ。