GBは契約書ひな形の復習とダンスチューンの練習。またウィリアムの存在感に負けてヘラヘラとシンセ弾いてしまった。きょうに至ってはベースをケースから出すこともなく、クラスのみんなにもすっかりピアノの人だと思われている。でも抗いがたい楽しさはある。おれはなんか単に音楽を合奏してればそれで満足なだけの人間なのかもしれない。

昨日からもう春学期の履修登録が始まっている。上級生から時間差で登録が解禁されていく鬼仕様のため、3セメ目の自分は16日15時までお預け。卒業までの自分の履修プランを確認修正しながら、人気の授業が埋まっていくのを指をくわえて見ているしかない。もちろん履修登録はめんどくさいけど、自分が何のためにここにいるのか、そのために何を必要としているのかを噛みしめる大事な機会だ。それが年に2回か3回ある。学生の目的意識が明確なのは、このへんにも理由がありそうね。

入学前はここまで作曲編曲方面に興味が行くとは思っていなくて、楽器の練習が主軸になると踏んでいたんだけど、学期を重ねるごとに興味がドリフトしていって、実技の授業の割合が減っていった。それが自分でも面白い。あと履修登録ネゴシエーションの機会でもある。夏セメはProToolsの必修がつまんないので、ソングライティング科のLogicの授業を必修扱いにしてもらえないか交渉して受け入れてもらったし、コンダクティングを学期途中に1から2にクラスチェンジできるよう申請して認められた。今セメはGBの授業を取ることで、アントレプレナーシップという内容の似た必修をパスしたことにしてもらった。

こういう個別のことは黙ってたら何も起きないので、こうだったらいいのになー、っていう欲求が生じたらすぐ責任者に申し出るクセを付けておかないといけない。1学期目は厚かましさへの羞恥と言葉の不自由から、それが言い出せずにいろいろな非効率が生じた。だけど理屈が通っていて相手を説得できればたいていの言い分は通る。ルールも曲げてくれる。そのあたりがアメリカ社会のめんどくささと風通しのよさの両面だなー。ようやく思ったことは言うだけ言っとくクセがようやく付いてきた気がする。いやでも、GBの授業で俺もベース弾かせてって言えてないから、まだまだか。