GBギグ、ドサ回りシミュレーションの続き。卒業までにベタなレパートリーを最低500曲は覚えてほしい、それもエニイキーで演奏できるようコードではなくディグリーで覚えてほしい、とのアドバイス。先生は脳内のコード進行をディグリーに置き換えるのに5年かかったけど、一度そのメカニズムが入ってしまえばぜんぶ楽勝になる、とか言ってた。まあわからんでもないけど、先生もおれもフレットをずらせば転調できてしまう弦楽器奏者だから言えることで、鍵盤や管楽器奏者にとっては勘弁してくれ、といったところだろう。あとリアルブック買うならコソッと見られる小型のにしろ、とかw。

ぶっつけ本番でスタンダードを数曲やらされて、実演では褒められたが、痛いところ突かれた気もする。「君は他人の演奏を聴く耳と、それをサポートするフレージングは素晴らしい。しかしちょっと聞きすぎる。寄り添ったり返事したりしてばかりで、イニシアチブがない。リーダーになりたかったらもっとビジョンを提示しなければダメだ」。デスヨネー。会社員のときもそうだったんですよー。わがまま放題に見られるけど実は調整型なんですよー。だから社長の器ではないんですよー。タクヤの才覚にぶら下がってるだけだったんですよー。番頭がせいぜいなんですよー。知ってますよー。スネた。

晩にミツが遊びに寄ってくれた。恒例化してる「から散歩」してたらケンモアのあたりでハンとヨンちゃんとばったり会う。「なにしてんの?」「ただの散歩」「おれらも」「わかる」。すっかり初冬の気候となり、そぞろ歩きにはちょうどいいのかもしれない。ミツはすっかりスティーリーダンの採譜に凝っているらしく、将来有望なイマドキの若者に余計なことを教えてしまったなーと思うw。まあでも彼はヒップホップも聞くし大丈夫か。深夜に弦を張り替えたのだが、気が狂ってHi-CセッティングからLow-Bに変えてみた。ベースを演奏しない人には何のことやらかとは思うが、たいへんな宗旨替えである。そして一瞬で後悔した。今日はもう疲れたので明日にでも戻そうと思う。どんだけ迷走してるんだ自分。