新学期が始まりました。月曜がレイバーデイという休日で、アメリカの休日がまったく覚えられていないので出かける気まんまんでいて出鼻をくじかれました。過去2学期と異なり、初めてまったくトラブルなく履修登録が終わり、怖いくらいすんなりと一発目の授業が始まり、なんかそれも不安になったりして。

その一発目はGeneral Business Gigという、過去例なし、このセメスターが立ち上げられて最初の授業というクラス。コース番号下4桁の前にPが付いてるのって何だろうと思ってたんだけど、プロトタイプのPだった。先生はトム・スタインというアルクーパーのベーシストだった人。これまで蓄積してきたミュージシャンとしての稼ぎ方、現場での振る舞い方、サバイブの仕方を伝えられる講座を作りたいと思ってたんだ、ということでそれがそのまま講座の主旨。「例えば、どうでもいいと思うかもしれないけど、ベースはドラムの右と左、どっちの位置がいい?僕ならフロアタムの側だ。キックペダルが見やすいだろ」なるほど。

「さて、君が凄いチョップを持ってたとしても、ただのお呼ばれミュージシャンで家族を養ってくのはなかなかしんどいぜ?」というわけで、いきなり結婚式バンドをバンドリーダーとして依頼されたときの見積もりとネゴシエーション法のケーススタディ。これは、なかなか英語がしんどいぞ。ノンネイティブは俺だけなので、「申し訳ないけど語学的なフォローはできないから、問題を感じたらチュータリングを早めに受けてね」と言われてしまった。しかもクラスにベースプレイヤーが4人。ひとりは抜けると言ってたので3人。実際に演奏もさせるらしいので、心配だー。

ほんとは火曜日はこれひとコマのつもりなんだけど、ネオソウルアンサンブルのオーディションに呼ばれていて、4時間の待機。いったん家に帰ってもよかったんだけど、マックスやりなちゃん、そうしさん、セバスチャン、バイロンらひさしぶりの顔ぶれと再会してわいわい。のちポケモンハンティング。カビゴン出たのに逃げられて膝がっくし折れた。それでも138種。来るとこまで来た感ある。

ネオソウルアンサンブルは期末コンサートに立ち見が出るほどの名門アンサンブルのひとつで、オーディション競争率の高さと、いったんメンバーになった生徒の定着率の高さから、正直おれなんかじゃテクニック的にもコミュ力的にもオーディションに通りそうにないと思っていたのだけれど、今セメスターは名物講師のナディアがなんらかの理由があってネオソウルアンサンブルを担当しないことになって、彼女の生徒がごっそり別のアンサンブルに移ったらしく、過去に参加希望を表明した生徒に今頃になってオーディション開催の一斉メールが届いたのだった。

たぶんほとんどの生徒はもう履修を固めてしまっている時期なのだが、おれは今セメスター、たまたまアンサンブルの授業をひとつも入れていなかったので、渡りに船。しかして教室に行ってみると、3、40人がぎゅうぎゅう詰めだが、先生が挙手させるとボーカルが1/3、ドラムが1/3って感じで、ベースは3人しかいなかった。ナディアの指導を受けられないのは残念だけど、ピンチはチャンス、確変きたかも。なーんて甘い考えもそこそこに、オーディション開始、全員の前でアカペラで歌わされるしんどいスタイル。

おもしろかったけど、そのまま2時間半それが続き、うんざりしたところで今日はお開き、来週に持ち越しに。まじかよ。来週まで履修が固まらないのは不安だけど、まあいいや、どうせ通るまい。準備期間がもらえたと思って、少しずつ楽器の練習を再会しようと思う。休み期間完全にお休みしていたので、痛みがだいぶ引いてきた。もしかしたら5弦がそもそも原因かもしれないので、もう4弦に戻そうかな。どうせベロベロ弾くスタイルでは勝負にならないのだし。そんなことを思いつつ帰宅して、食事とって、ポケモン渉猟。140種。はやく終わらせたい…。