父が死んで1年が経とうとしていて、この年でファザコンもくそもないけど、父のことばかり考えていた。こないだ父の誕生日で、ああもうあの人は歳を取らないんだなーって思ったら、少しだけ父が死んだってことがわかったような気にもなったのだけれど、でもやっぱり何ひとつわからないな。それをわかるために子が生まれてくるのかもしれない。私が生まれたのは父がいまの私の年、つまり42のときだった。

なーんて思っていたら肺炎で入院中だった母が退院したとの報せが兄より入って、病状は落ち着いたものの入院によって筋力が衰えてふらつきがあるとのこと。父の死に対して抱え込んでしまった煮え切らなさみたいなものを母に対しても抱くのはさすがに身がもたないので、とりあえず月末の帰国で何度か顔を見て、自分なりに何らかの覚悟をつけて帰ってこないといけない。音楽の話なくてすいません。