日曜はコーリーヘンリー見に行った。バークリーの中の931というスタンディングホールで、客は8割の入り、250人くらい。前回のファンクバンドセットとは打って変わって、ドラマーとのデュオでハモンドかきむしりまくり、これならテクニック志向のバークリー生もニッコリという営業感たっぷり。まあでもとにかく聞かせる。

コーリーヘンリーに限らず、こっちに来てから特に、チャーチ上がりの圧倒的な現場力を至るところで痛感させられる。とにかくチャーチとマーチングというのは日本人がなかなかリーチできない苗床として強力にアメリカの育成シーンを支えていると思う。でもいまさらそこで同じこと目指しても追いつけるわけがないから、チャーチのない国のわれわれは我々なりの何かを考えないといけないんだよね。上原ひろみさんなんかはそこらへんを考え抜いたであろう痕跡が音づかいに残っていて、そのあたりは尊敬の念を抱かざるをえない。

あと晩にモータウンアンサンブルのリハがあった。いつもと違うパッシブのプレベ持ってったんだけど、ラリーに「音がいつもと違うね、ちょっと良くない」と言われて、耳いいなークソーと思った。あとギターのマットがひと目見て「それショートスケール?」って言ってきた。こっちも目がいいなークソー。めちゃくちゃ精神的に翻弄されたこのアンサンブルともあと1週間でお別れだ。来週ファイナルリサイタルがあるわけだけれど、たぶん前回と同じように、なにかしら精神的打撃を受けるアクシデントが起きると思うので、いまから耐衝撃体勢をとっておきたいと思う。

そんで月曜、朝はコンダクティング、期末試験はプッチーニストラヴィンスキーの指定部分をどちらか選んで振ると発表され、その準備。最初は意味ねーわーとか思ってた指揮法だけど、やってみればこれはこれで発見も少なくなく、なんか音大っぽいのも含めてそこそこ面白かった。ただ教授の気まぐれにはクラス全員で毎度振り回されてきたように思う。どうしてもクラシック系の先生は教育力か人格のどちらかに難のある人が多い印象が拭えないね…両方あったらもっと名門で働けるもんね…。

そのあとプライベートレッスン、期末オーディションの対策をしてくれたのだが、とうとうレッスン中に痛みが水準を超えて、違うな、痛みはがまんすりゃいいだけなんだけど単純に指が動かなくなってしまって、弾き続けられなくなってしまった。どうやらテニス肘と言うらしい。いろいろ検索したんだけどちょっと困ったことになったな。どうしようw。とりあえず期末までは笑ってごまかすことにする。わっはっは。(アニマル浜口の物真似をしながら)わっはっは!