Logicの授業は中間試験としてプレゼンテーション、自分の好きなジャンルを決めてクリティカルリスニングした結果を発表する。クリティカルリスニングはエンジニアの世界で使われることが多い言葉だけど、この授業は作曲中心なのでクリティークの対象も少し変わってくる。使用楽器、ソングフォーム、エフェクトはドライかウェットか、歌詞はどんな内容か、ソニックはレトロか現代的か、など。おれはネオソウルについてしゃべったのだけれど、言いたいことの半分も言えなくて、めっきり落ち込んだ。語学力…。

もうひとつ新鮮だったのは、ディアンジェロが1995年、エリカ様が1997年デビューで、おれにとってはニュージェネレーションなわけだけど、クラスのみんなにとっては「自分が生まれた頃にデビューした大御所たち」って感じなのだった。トーゼンっちゃトーゼンだけど、ガーンって思った。いちばん受けてたのはコンテンポラリーR&Bについてプレゼンした子で、誰がサンプルかなーと思ったらケラーニだった。ケラーニ大受け。こないだ自殺未遂でニュースになったので、不安定なティーンの心をぎゅっと持ってっちゃってるのがよくわかった。

そのあとプロジェクトバンドの録音があってスタジオに向かったのだが、自分の番は飛ばされてしまっていて、もうすっかり解散したあとだった。ボーゼン。受付のときに「1時間なら遅れてでも大丈夫」って言われたのを安易に信じたのがいけなかった。あいつ適当なこと言いやがって〜って思ったけど、こちらだとけっこうみんな適当なことを言うし、それをちゃんとジャッジせずに真に受けたほうがバカだというムードなので、致し方ない。依頼の封筒を再提出。

図書館でちょっと自習してから、ハーモニー4の中間試験。バッチリとまではいかないが、そこそこがんばったのではないかと思う。ハーモニー3の内容がようやく定着してきたのが大きい。ハーモニー3、受けてる最中は授業に着いてくのが精一杯で理解がおぼつかなかったけど、その領域が終わって、おさらいもして、次の領域を勉強したころになってようやく、ああアレってこういうことだったのか、みたいに断片化していた知識が有機的に結びついてくる感覚がある。帰宅して、モータウンアンサンブルのことを思い出して、落ち込む。