きのうの日記でヌシって書いたところ、和田サンって書けばよかったか。そんな小さいことを気にしつつ今日はlogicX for songwritersからスタート。結論から言うと、ほんと変更してよかった。MPEの授業と違ってめちゃくちゃ実践的だ。簡単なリズムを打ち込まされたのち、「はい、みんなiPhoneのイヤホン出してー? それが世界で最も手に入れやすいマイクだから。はいじゃあラララでもダダダでもなんか歌って録りなさーい」音質なんかどうだっていいから、とにかく録音を始めて曲の形にしろっていうストロングスタイル。

あと周囲の生徒の作ってくるトラックが面白くて刺激になった。おれ含めコリアン、チャイニーズの北東アジア3国の生徒は、どうしてもちゃんとドラムっぽく聞こえるパターンを組みがちで、ちゃんとしてるんだけど、つまんないの。それがアメリカ人もそうだけどペルーとかイタリア人とか、けっこう破天荒なのを打ち込んできて、ところどころゴルジェっぽかったりジュークっぽかったりトラップっぽかったり、粗削りながら妙な輝きを感じさせるので感心した。なんかそこらへんやっぱり初等教育のスタンスが響いてると思う。

今週から英語のチュータリングが入って、担当はオージーのアレックス。まじめな子で、ソツのない会話だけで終わった。前のローラといい、人に教えようって意志を持つ子はどうしてもまじめな子が多いね。当然っちゃ当然だけど。そのあとハーモニーの宿題をやっつけて授業にのぞむ。その宿題がやたらむずかしくて、授業前から教室前で喧々諤々の解釈論争となってしまった。授業中に答え合わせしたんだけど、案の定トリッキーなアナライズが数カ所あって、オマー先生も苦笑いしながら解説していく。このハーモニーのクラスも一体感出てきて楽しくなってきたな。

楽しいっていえば、昨日モータウンアンサンブルが楽しいって書いたけど、ちょっと甘い気もしてきた。だって得意なんだもん、モータウン、そりゃ楽しいに決まってるわ。それよりジャズのイディオムを習得したくてバークリーに来たんだから、しんどくてもかったるくても苦手なジャズのハイレベルなクラスに挑まないと、ここに来た意味ないんじゃないかって思ったのだった。まあでも今セメは楽しく息抜きして、来セメでまた取り組もう。ずっとしんどいことやっててもいやんなっちゃうだろうし、そのへんはバランスということにしておきます。

帰宅したら奥さんがなにやら英文を読んでるので、これ誰のブログ?って聞いたら「知らないの? シュンスケくんだよ」。マジかよ…同セメ入学の19歳にして元りんけんバンドのシュンスケだった。英語でブログて……出来る子はなんでも出来るんやな…と床に突っ伏してしまいました。本人いやがるだろうけど10年前のシュンスケ貼っておこう。https://www.youtube.com/watch?v=zESYws9Fpho&t=4m