この学校のシステムよくできすぎてるな、と思うことがあって、昨日イヤトレのチュータリングのリクエストを出したんだけど、そしたらそれが自分のイヤトレの先生にも自動的に抜けてる仕組みでやんの。オフィスアワーに行くまでもなくスコット先生のほうから「ジェンは何が不安なの?」って聞いてきたので焦った。ちなみにジェンじゃなくてゲンですって直すのはもう早々にあきらめました。ハーモニーの先生にもようやく「あなたの言ってること3割も聞き取れてないです」って言えた。金曜日のオフィスアワーに会うアポイントメント。

昼の間に歯医者に予約、ようやくつながった!と思ったら、なんとその保険会社指定の歯医者は歯周病スペシャリストで神経の治療はできないとおっしゃる。徒労感がすごい。この日は誰ともタイミングが合わずボッチメシに加えて、ボッチメシポイントがすべてことごとく満席でしかたなく非常階段で弁当を開けるという、これ日本だったら便所メシに相当するんじゃないだろうか、というシチュエーションで昼を済ませた。日本の大学よりはボッチポイントがずっとふんだんに用意されているので、滅多にないんだけど。

ボリュームポッドにガリが出たので、リペア屋に行く。よくモノより思い出とか消費はしょせん消費みたいな言説があるけど、おれはいつもモノにものすごく助けられていると思う。たとえばどこの町に行ってもスケボーショップに入れば必ず話が通じて助けが得られるっていう安心感があるし、自転車だってファニーピストというちょっと変なのに乗ってるので、好きな人は東京でもボストンでも向こうから話しかけてくれて連帯できる。レコード屋しかり、そして楽器屋も当然そうなのだった。「オイちょっと待てそのクールなベースどこのだよ、この詳しい俺様が初めて目にするってどういうことだよ」うへへへ、これはですなーw。

英語の授業をやっつけてさっくり帰宅、熱がぶり返してきた。口唇ヘルペスだった。もうヒットポイントはマイナスよ。バークリーの卒業生はニューヨークにもたくさんいるはいるんだけど、特にハリウッドに強い学閥があると言われている。理由のひとつは映画産業がいまもっとも音楽を提供して金になる相手であるということ、そしてもうひとつは、この寒さに愛想が尽きて温暖なLAを目指すというもの。ほんとにそれ、わかる。マンハッタンをちょっとばかし大きめのスコップでザクッと掘り出して、マイアミかハワイに移設したらいいと思う。