連休のあいだ、心身に負荷になることは避けようと思って、英語のインプットを完全にやめてみた。グラミーも歌だけボンヤリ聞いていたし、外出してないから当然誰にも会ってない。ネットも日本語だけ。そしたらさ、塵芥レベルなのに、たった3日で英語力が霧散した。朝イチの授業なに言ってんのか大半わかんなくなっていたし、そのあとネイトやウェインに話しかけられても、ひと言も出てこずにモゴモゴしていたのだった。どうにも語学は思考より習慣に近似したものなので、やんなくなると途端に抜けるのだなーと痛感した。

さてイヤトレ4、遅刻する。怒られないかわりに中間試験の内容詳細わからず。スコット先生は一切怒ったりしない代わりに、さっくり難課題を出してあっさり悪い点数で仕上げるタイプだ。恐ろしい。今日はテンションのソルフェージュをやったが、理屈では判別法がわかったのだがまったく実践が付いていかない。みんなよく聞き取れるな。スケールはだんだん染み込んできた気がするが、ドミナント系がさっぱりダメ。

プライベートレッスン、ゴーインズ先生が家の事情でお休みで、代打、オスカー先生。物腰は柔らかいのだが、「え、これしか弾けないの? いままで何を教わってきたの?」「うーん、これはよほど練習しないと人前に出れるレベルに届かないよ…」みたいな感じで、厳しかった。反復練習の最中に「ヒー指が攣ります〜」的な甘えたリアクションを提示しても、ガン無視でニコニコ継続w。しんどいはしんどいけど、実力がないのはほんとだし、時間もないし、オスカー先生みたいなシゴキ体質の人のほうがいいのかもしれない。

そのあと、先週からエキストラレッスンっていう、単位にならないけどタダでレッスンが受けられるという超お得なやつが始まっていて、ただこれ俺の勝手な想像だしデリケートな話だけど、人気がない先生の空き時間を埋めるための措置ではないかと邪推するのだが、それに出てみようと思って、クラーク先生のイヤートレーニング for ベーシストに出てみる。そんでクラーク先生、すごい親身だし熱心なんだけど、教えるのがね……ちょっとあんまりお上手でないというか……私も社内講師をやってましたんで自戒するところではあるんですが……まあいいや。

すごいいい人だし内容はぴったりフィットするので、こちらがうまく誘導していけば役に立ちそう。そして実はさっきのオスカー先生もエキストラレッスン枠が出ていたので(彼はラテン色を強く押し出しているので人気がないのかも)、もうギッチギチになっちゃうけど、オスカー先生のも取っちまおうかと思っている。やれるだけやらないとね。腱鞘炎だけがおそろしい。なんでそう思ったかというと、いま左肩が絶賛四十肩で水平から上あげると激痛なのだった。楽器演奏は基本的には肉体労働なので、フィジカルケアをちゃんとしてあげないと。

そのあと英語がひと枠あって、いったん帰宅。晩に楽しみにしていた「Black Lives Matter」。要は黒人とその文化を礼賛し差別と偏見と闘うためユナイトしようという学内イベント。ちょっと遅れて入ったけどたいへんに堪能した。ブラックミュージックの大ネタ曲をメドレーしながら黒人の迫害の歴史をたどり、誇りを回復し平等な人間として生きていこうというメッセージを矢継ぎ早に打ち出していく。きのうのケンドリックラマーのパフォーマンスも下ごしらえになったか、会場はもうドッカンどっかん盛り上がってる。あのハコバンに入りたいなー。