午前中から学校で新入生のジャムがあって、やっぱりエレクトリックとエレクトリックアップライトと両方持って行く。重さと雪で心が折れて、近いのにUber使ってしまった。乗って挨拶してふと前方に目をやると、ダッシュボードに銀ピカに輝くマニ車が回ってる。なんだこりゃ。ソーラーパネルで回してるんだと。ユー、チベタン? ネパール人だった。たわむれにオーム・マニ・ペメ・フムと言ったらものすごい盛り上がってくれた。

ジャムは言い出しっぺがサンティアゴfromコロンビアだったせいもあって、昨日とはうって変わり国際色豊か。レオと初めて音を出したのだが、お互い探り探りで面白かった。コンティはいつも大口を叩いてるだけあって確かに安定してる。マニュとガスとデヴィンはおれ以上にジャム慣れしてなくておどおど。セバスとコータは到着時にもう終えてて聞けなかった。ドラマーばっかりでベースが俺だけだったので、来た瞬間からみんながおだててくれる。天国か。

終了後みんなでランチに繰り出す。テリヤキという店だが、ものすごくアメリカナイズされた雑な汎アジア料理が出てきて、日本における洋食の鏡写しみたいなもんだなと思った。コンティやマリオなんかはほんとに全盛期のモダンジャズが好きって感じで、基本的には先生も生徒もそういうタイプが多いのだけれど、レオとセバスが我が軍ニューチャプター派ということが判明し、ミュージシャンの人名を言ってはオーサムオーサム盛り上るという、もはや英会話ですらない祭りとなった。

そしたらコータくんがTakuya Kurodaの家に遊びに行ったことがあると言い出したので、マジかよ、とのけぞった。コータくんは小川慶太さんとも同郷つながりで仲良しで、みんながケイタオガワって誰?と訊くのでスナーキーパピーだよって言ったらまたジーザスw。木曜にMark Guilianaがバークリーでクリニックをやるので、絶対参加だろ、並ぶだろ、と握手して解散した。帰宅して、くたくたで寝たいのだが、カギがない。ぎゃー。マンションの共用部で奥さんの帰りを待つ。こんな意味ない時間、いつぶりだろうか。西陽が差し込んできて眩しい。

もう2週間も前にテキサスからebayで買ったダイニングテーブルが届かない。グレイハウンド便というやつで、安い代わりに家までは届かず、最寄りのグレイハウンドの停留所まで取りに行かないといけないのだが、金曜に取りに来るよう電話が来るはずなのに、なしのつぶて。しかも追跡番号が死んでる。評価のいいセラーだし、だまされたってこともないと思うのだけれど…。ってところで思い当たったのが雪である。あとアイオワの市外局番から謎の着信履歴がある。アイオワってテキサスとマサチューセッツの中間にしてはだいぶ逸れてるから関係ないかもしれないけど。

イヤトレの宿題、ピアノがないとしんどい。代わりにハーモニー1と2の教科書をさらったのだが、英語だからわからないところと、英語だからすんなりわかっちゃうところと両方あって面白い。日本語で読んだら込み入ってて謎だけど、英語で読んでみたらシンプルな話だったって結構あるよね。でも読むだけじゃ血肉化しないので、ほとはドリルをやらないと…。そんな時間ないんだけど。勉強に飽きて、楽器の練習。若い頃でさえなかった集中力が完全に消失しているので、座学の逃避に練習、練習の逃避に座学。けっきょくは逃避逃避の逃げっぱなし人生だ。