ベッドが整った安心感がすごくて、ものすごい寝てしまった。20時間近く寝た? さすがに奥さんが呆れた。

外出ゼロはやばいだろ、と思って無理やり表に出る。うちの向かいは映画館なんだけどエントランスにまったく人気がなくて、建物巨大だし経営大丈夫なんかなーと思って覗いてみたら、中ではポップコーン売り場なんか長蛇の列がいくつもとぐろを巻いていて、もんのすごい人だった。なるほど米国、みんなクルマで来てるのだった。徒歩の入り口は閑散としてるわけだ、建物が巨大なのは駐車場が巨大なのだった。

家具の手配がちょっと遅々として進んでいない。金さえ払えば気分のいいものがいくらでも手に入るのだが、インカムゼロの学生の身分である、蛇口を緩めるわけにはいかない。一方で近所の文房具屋にクソ安い家具が売ってるのだが、これがものすごいクソひどい。高いものは良くて安いものが粗悪なのは当然のようだが、その粗悪っぷりが日本のレベルよりずっとずっとひどい。真ん中はないのか、と思うとイケアになってしまうのだが、私は些細な美意識からイケアを家に入れないことにかねてより腐心しており、可能ならそれを堅持したいのだ。

クレイグリストという懐かしい感じのクラシファイド掲示板があって、ほんとはそれを活用したいのだが、たぶんアジア人の名前で英語がめちゃくちゃなせいだろう、ぜんぜん返事がもらえない。そうだよね、わざわざ面倒そうな相手選ばないよね……。落ち込む。そうするとebayが頼りになりそうなのだが、こちらのebay、ローカルピックアップオンリーと書いてある、すなわち直接引き取りのみ、というのが異様に多い。となるとアリゾナってどこだよ、ということになる。

手に持てるサイズのものは発送可能が多くて、家具みたい大物になると直接引き取りのみが大勢を占める、ということは想像するに、ヤマトの家財便に相当する商品、すなわちプロが来宅して大物を梱包して持ってってくれるサービスが欠落しているのではないだろうか。もしそうなら、どうかUSPSは梱包お任せパックをやってくださいー。国土の広さが障壁になっている気がしてきた。あと月末到着予定になっていたAmazonの荷物がもう着いた。やっぱり精度上げづらい国なんだろうな。