朝イチで不動産屋から電話。私の本来の担当はいま正月休み中で、引き継いだ臨時担当者ということが輪をかけたのだろう、新年早々めんどいこと勘弁してよーという感じがありありと聞き取れて、ちょっと面白くなってしまった。私としてもこの人に味方になってもらわないことはにっちもさっちも行かないので、謝り倒しながら事情を説明し、待ち合わせをする。

向かった事務所にはアシスタントの子しかおらず、事情を話しても私では判断できませんという回答。マネジャーが帰ってくる月曜日を待つことになった。いずれにせよ、ただのキャンセルにすると違約金を規定どおり取られるのは不可避っぽいので、その管理会社が持っている別の空き部屋に移るのはどうだろう、という話の流れにしてもらう。それなら家賃は多少変動せよ入ってくるわけだし、いくらか手加減してもらえるのではなかろうか。

というわけで道を挟んだ向かいにあるアパートメントを内見することになった。移った先でもシックハウスじゃ完全に詰んでしまうので、あらかじめ部屋の様子を伺っておきたかった。そんでやっぱ入ってみると築10年ということでシンナーの匂いとかはしなくてほぼ無臭で、ここなら大丈夫じゃないかしら、という結論に達したので、仮押さえを入れてもらい、あとは沙汰の次第を待つことに。

歩いてホテルまで戻る途中で、奥さんとささいなことから言い合いになってしまい、結局ホテルに帰って二人して夜までふて寝とあいなった。目覚めると二人とももう昼のことを忘れかけていて、水や食料を買い出しにスーパーマーケットに赴き、チャーミーグリーンのようにエンジョイしたのだった。こんなんで大丈夫なのだろうか。あと音楽の練習のために渡米したのに、都合1週間も楽器触ってないんだけど大丈夫なのだろうか。