週末は土日ともに若い才能あふれる友達が昼夜深夜と立て続けに遊びに来てくれて、とても楽しく過ごした。

こないだパームのトークイベントでも話したけど、一人暮らしを始めたとき僕は、自分の部屋がオーガス家のように来客の絶えない、帰ってきたらいつも仲間や仲間じゃない人がわさわさたむろしているような家にしたいという理想を持って、そしてそれを実践した。地元のヤンキーで、いつもちょっと悪い子が煙草ふかしてゲームしている家ってあるじゃない。あれがやりたかったんだと思う、いまとなって振り返れば。

それが加齢や周囲の結婚や僕の気分やさまざまな理由によって、いつしか客足がぱったりと途絶え、特にいまの家は、住んで1年と10ヶ月ですけど、ほんとに来客の少ない家だった。この東北沢の家に遊びに来たことある人、30人もいないんじゃないかな。前の池ノ上の部屋はそこそこ来客があった部屋で、その前の三宿のマンションはいまの家くらいさっぱり来客がなかった。

その前の松見坂の家は遊びにきたことある人そこそこいると思うし、その前の鵠沼は遠方ながら旅行気分でたくさんの人が遊びにきてくれたよね。その前の富ヶ谷の部屋と神山の部屋は、まあなんというか、オーガス家の1階みたいな瞬間が何度もあった。何が言いたいかというと来客の多さは僕個人の事情や来客となる周囲のみんなの問題とは別に、部屋そのものが持つ場としての資質みたいのが割と大きなパラメーターとしてある、ということだ。

引っ越したら新居は来客の多い家になるといいな。問題は退去が7/4に迫っているというのに、新居が決まってないことだ。