だいぶ寝坊したけど、行かないつもりだったコミティア行った。すごいやる気出して行ったんだけど、着いてふたつくらいサークルを回ったところで自分の精神状態のちぐはぐさに気づき、早々にジオラマに駆け込んで椅子に座って売り子のまねごとなどをして、過ごす。要は新しい本を漁る、渉猟するという気分にぜんぜんなれなかったのだ。モードの問題で、何が悪かった訳でもないのだが、仕方ない。そういうときは、無理をしないようになった。

打ち上げの焼肉に混ぜてもらい、下世話なことなど、大いに話す。TJNY周りのほかにエラーくんや座二郎などおなじみのメンツだったが、初めての方何人かおり、面白かった。3Pなんて忙しいだけでそんないいもんじゃない、という話が、存外受けた。下衆な道だって歩めば歩んだなりの味わいみたいなものがあるようである。どうしようもない大人になってしまったな、僕は。

それでも買い込んだ数冊の本を手に、帰宅し、ゆっくり読む。どれも素晴らしかった。もちろんユースカも。ティアに出ている限り、マンガの未来はキラッキラに明るいように思えてくるのだが、たぶん錯覚だろう。