Mさんの取材で講談社へ。貴賓室みたいなところに通されて、フラッシュが焚かれて、ヘアを直されて、ヒット以降のMさんは当然おめでとうなんだけどまずご苦労様という言葉が出てしまう。一生には一度くらいああいうシーズンがあってもいいのかもしれないが、やっぱたいへんそう。

坂本くんに髪を切ってもらう。またもやばっさり行かれて、いいぞ、楽しいぞ。軽い打ち明け話をしたら軽く呆れられた。まだお互い探り探りだけど、いつかそのうちボンド博士(13年通ったが病気で休業中)とのような関係性を築くことができるのだろうか。いや考えてみるとボンド博士と自分の間に関係性なんてあったのだろうか。

というのが呼び水になって、いくつかの要因が重なって、ノイローゼの人みたいな疑心暗鬼のスパイラルに取り込まれてしまい、晩から深夜にかけてウワーってなっていた。救ってくれたのは臼杵さんと成松さんで、3人で遅い晩飯に繰り出して、臼杵さんが最後の晩餐に食べたいというサバめしを食って、くっちゃべっていたら、落ち着いた。ありがたいことである。