なんか良さそうな肉を食って思ったのだが、過度に品質を追求された肉にはどうしても下品な側面がつきまとうと思う。トゥールビヨンの時計とかノベルジェーゼの靴がどうしても下品に見えやすいのと似ているのだけれど、とりあえず自分は毎日ああいう何Aみたいな肉を食いたいとは思わない。時計はGショックくらいでじゅうぶん。ただしピータールーガーは食いたい。

ピータールーガーで思い出したけど、六本木にピータールーガー・リスペクトを漂わせているステーキ屋があって、ポーターハウスがメニューにあったので行ったのだが、ピータールーガーの3倍近く高くて、1/3くらいの満足度だった。高いのは目を瞑るから半分くらいはその気にさせてもらいたいと思った。日本の食は世界でも〜みたいな言説をよく目にするけど、ポーターハウス・ステーキだけはNYに行くしかないのだろうか。