なんかぐずぐずしているうちに日が暮れていて、この夜型生活をなんとかしないと一生うだつが上がらないままだな、と泣きたくなる。というか、少し泣いた。早起き、フィット、食生活の改善、自律した生活。生きてるうちに、手に入れたい。

普段あんまりできないことをやろうと思って、予約を入れてDr.フットの足裏マッサージに行った。Dr.フットはかなりハードタッチャーのため、焼き網に乗せられた海産物のようにのたうち回る。ここは系列に指圧スクールを持っていて、卒業生をそのまま従業員として雇用するので、客としては施術に個人差が少なくて安心感がある。商売として見れば金取って研修するのだから羨ましいモデルだ。

行っておいて何だが、僕は反射区という考え方をまったく信用していなくて、あれは完全なでたらめだと思うのだけど、同時に足裏の刺激による交感神経系への作用は強烈で、実際のところ、寝付きが良くなる(痛みによる過緊張からの弛緩だと思う)。昔勤めていた会社の近所にDr.フットがあってたまに行ったのだが、ある日の帰路、あまりの眠気に襲われ路上で、正確には雑居ビルの階段口のところでへたり込んで寝入ってしまっているのを同僚に発見されたことがある。

その後新宿で少し買い物してから、エムズまで行って、終電までスケート。フィーブルtoフェイキーに挑戦してみたけど案の定引っ掛けて大きく転んで泣くかと思った。しかしおれ基礎のターン下手くそなまま。ベースも基礎がなってないのと一緒だ。地味に続けるしかない。それしかないのだ。20年前にそのことに気付く賢さがほしかったな。才能とは努力する才能のことである。少しマンガを買って帰る。