自分でも自分が気の毒になるくらい寝た。睡眠と睡眠の合間に寝ぼけ眼で仕事をしたら、最近ではもっとも不味いミスを出した。取り返せる種類のものではないので、ただただ凹み、また寝る。ああもう。

明け方にのそのそ起き出したら、連休の1日をまるまる寝て潰したこと、きのうのミス、その他自分の不甲斐なさ一般などがガーッと襲ってきて、ウワーッとなって、自転車。気付いたら存外遠くまで辿り着いてしまっており、知らない町の知らないファミレスに入り、朝飯を食って、今度は、とぼとぼ漕いで、帰る。

25日に僕らのアンファンテリブルことカメラ=万年筆のライブに行ったのを忘れていた。(いつか)王子駅すぐの、北とぴあという公共施設に入ったプラネタリウムプラネタリウムでライブという趣向だけでも、彼らの魅力の片鱗が伝わるはず。しかし仕事ぐずぐずしてて間に合わず1曲目schoolを逃す。痛恨。

照明はぎりぎりまで落とされていて、天球には冬の星座、ステージ上のメンバーの楽器や譜面立てなどにひとつずつLEDライトが点されていて、こちらもつなぐと星座になるような趣向。デビュー盤の曲をどんどんやる。望くんはグランドピアノ。優介くんのムスタングベース、細野スタイルの親指ピッキングで、ぶっとい音、最高。

しかし暗さに乗じたか優介があんないっぱいステージでしゃべったので、びっくりしたのと同時に、おれはもう父兄みたいな気持ちになっていて、気付いたら客席全体が父兄ムードになっていて、たいへんな感情が渦巻いていた。そして素晴らしいオーケストレーション、練度の高い演奏、なんだろうこれ、端的に言うと財布投げつけたい感じ。

アンコールで(自分にはないはずの)BL脳が暴走を起こし、まさかの落涙。拍手拍手。こんな若い子たちが生まれてきて、音楽はぜんぜんだいじょうぶです、ありがとうございます。あとtwitterにも書いたけど、将来優介くんは人見知りが反転して、客席がうんざりするくらい喋り続ける人になると思う。