長い散歩、上原中からカタネ(休み)、橋渡ってルヴァンでイチジクのやつほか。コーヒー買えず放浪、上原駅前の公園でパン食す。
ジャーミィから東北沢、大山邸前の公園で「大山さーん、あなたにキズモノにされましたー」などと叫ぶも出てくる気配なし。茶沢通りから代沢三叉路、見送って帰る。
存外長く昼寝、ぐずぐずして電車に乗り、箱根ケ崎を目指す。ミズホ、絶不調。やはりフロント降りられない。偶然ノリちゃんと会う。お互い何やってんのという顔で苦笑い。
稲荷山公園に住む幼馴染みに用事があり向かうが、箱根ケ崎から東飯能で乗り換えるはずが40分電車が来ないと云う。いま時分そんな莫迦なことがあるかと駅員を問い質すが埒開かず、隣の飯能駅まで行けとの返答。
徒歩10分とある手書きの地図を見てスケートならすぐと踏むも、甘かった。田舎道め、アスファルトの粗いことこの上なし、轍とひび割れに幾度もウィールを取られ、大苦戦す。ようやくたどり着いた飯能は、プリンスホテルに駅ビルPEPEと西武の歪んだ開発が可笑しい。
電車はすぐ起った。稲荷山公園の駅で旧友が待っていてくれる。長らく貸していたものを受け取り、電車一本分、昔話に興ず。突然私が眼の手術をしたことを言い当てたので面食らった。見れば判るそうであるが、そんなことを言ったたのはここ15年誰もいない。幼子の頃から矢鱈に好かれる男だったが、その理由を垣間見た気がした。
所沢、東村山、国分寺、吉祥寺と乗り継いで、ようやく池ノ上に帰る。恋人が酔って上機嫌でやってきて、料理を始めた。二種類の茸をソテーしたもののマリネ、菜の花と螢烏賊のオイル和え、豚バラと浅蜊とキャベジの酒蒸し。いずれも飛び切りにウマい。のち些細なことに苛立ちを露にして泣かせてしまい、猛省。