4年ぶりに日記を

正午に新しい掃除機が届いて、その盛り上がりのまま午後をまるまる家事に費やした。僕は掃除機ってスタンド型しか買わないんだけれど、新しい掃除機にはようやくモーターヘッドが内蔵されていて、モーターヘッドつってもあれですよ、身長2mでリッケンかき鳴らすあれじゃないですよ、暴力的なところは似てるけど。

だってついきのう掃除機かけたのに、ブランニューなこいつをかけたら最後、アンタ1ヶ月掃除してなかったでしょ!みたいな量のゴミがタンクに溜まったわけですよ。腰抜かした。モーターヘッドさいこう! ただものすごくうるさくて夜は気兼ねしそう。あと重い。けど集塵力ゆうせんで満足。

つづいて、おとつい布団圧縮パックにしまおうと天日干ししていたら、豪雨にやられてビショビショになった冬の羽毛布団の処遇を考えた。風呂から出てきたらベランダが氾濫していて、軒先に干されたそれは見るも無惨に・・・とっさに僕は遮光カーテンを閉めエアコンを入れ、すべて見なかったことにしたのだった。

2日経って、折からの快晴のおかげで布団はふっかふかに乾いている。しかしこの軽さは何かニセの乾燥なんじゃないか、実は中の羽毛のやつらは軸の部分に水分をしたたか溜め込んでいて、しかもその水分ってのが雨水なのがまたレイニーブルーなんだけど、とにかく不可視である内部が、たとえば浴槽の壁側の部分みたいな酷いことになっていて、それを看過することはできないように思えた。

でも、どうしようもない。僕が考えた結論はこうだ。とりあえず取り込んで、部屋の隅にある使わないほうの椅子にかぶせておく。それで1週間や10日様子をみて、においが出たり虫が湧いたり(ギャー)したら廃棄しよう。なにごともなかったら、布団圧縮パックにさっさと詰めて、豪雨にレイプされたことは忘れよう。忘れるしかないんだ!

晩、上京していたタケツの誘いを断って、依頼されていたループセレクターの制作に取りかかったが、ボツノイズ対策の方法が思いつかず、すぐに投げ出してしまった。リクエストが「3ループ1バイパスで」「パッシブで」「音痩せのないもの」なので、バッファ使うわけにはいかない。乏しい知識ではどうにも解決策が思いつかない。

独身に戻ったタラヲくんと久しぶりに話す。新居は羽田空港多摩川対岸とのことで、大いに興味をそそられる。海ほたるに行く道沿いだって! 工場めぐり放題、着陸見放題じゃんか。しかもリバーシーバスが楽しめて、鴨川まで1時間! 素晴らしすぎる。ただ空気が悪すぎて僕は一生住めなそうだ。