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千葉行きの疲れを引き摺り、起床が遅れる。毎週だとキツいかもしんない。海に行く前に、1ヶ月以上のバリ旅行から帰ってきたリペア店にボードを持ち込む。ヒビだけとはいえノーズ折れ状態なので、応急処置程度で安く済ませて折れちゃうまでごまかしごまかし使うか、割としっかりリペアするかで逡巡するが、なにぶん下手なせいでクラッシュや巻かれる機会が多いので、しっかりするに越したことはないだろうと判断。テイクオフのたびにノーズやばいかもなーって迷うの、ヤだしね。結局、小さいキズ4カ所と合わせて7000円でどうだ、という話になり、飲むことにした。しかし前回、納期を飛ばされた上に仕上がりが悪かったので、信用はしていない。今度手抜かれたら怒ってみようと思うが、なにぶん社長は人の5、6人殺めてそうな透明な目をして微笑んでいるので、そのとき俺が家に帰れるかどうかはわからない。
その後、サブの小波用を持って海へ。メインを直してる間に頭サイズの波が入ってきたらヤバいところだけど、おかげさまで今日もトロいヒザ波。なのにリップを2発も入れるすごい人がいた。俺はテイクオフして2回も踏めばおしまい。彼は2回踏んで降りて上って叩き付けてもっかい降りて蹴り込んで、しかも最後コケない。異次元。あと彼はセットをほとんど選ばない。波を大きさでなく形で見ているのは明らかなのだが、しかしその先にあるジャッジの基準が俺にはまだほとんどまったくわからない。欲しいのはテクより視座なのだよ。常に。<156回目>ほぼ無風、ヒザ、ボヨボヨ、2時間。