眠い。どうにも眠い。とにかく眠くて12時間くらい寝てしまう。目覚めたら3時でぞわーっとヤな気分に(笑)。堕落、食い止めないと、この土地柄だとどこまで堕ちるのか底が見えなくて、ちょっと、怖いの。そそくさと着替えて海へ。オンショアでざぶんざぶん、でもモモくらいまであがってきていて、乗れない感じじゃない。1本目、いきなりすんなり走れたんだけど大事なところですっ転ぶ。ワックスがめろめろになっていたのを、気づいていたのにめんどくさくてほっぽっといたのが仇となった。応急処置として爪でガリガリと引っ掻いて山を作り、なんとかμを上げて凌ぐ。それにしても、テイクオフのあとが続かない。ほんと、上手い下手は波のコンディションが悪いときほどはっきり出る。ちゃんと乗れてる人はこんな波でも乗り継いでパシコン当てているのに、俺は踏み込めず滑り降りてハイ終了、って感じ。気分いいときにせよ、乗れてるんじゃなくて乗せられてるだけなんだと痛感。でも一応ブランクはようやく取り戻した感じ。陽が暮れるのがずいぶん早くなってしまったね。夏の間は最弱でも熱すぎるくらいだったシャワーのツマミも、いまじゃ下からふたつ目の目盛りに合せています。

最近のテーマとして、自分だけの波、パーソナルな波を掴む、というのがあって、説明すると、誰の目にも乗りやすそうな波というのは、そりゃ取れりゃ素晴らしいんだけど、実際はみんなが群がってしまって、競争率は高くなるしたいていはいちばん上手い人が持ってっちゃうし、狙っていても実りが少ない。一方で、こりゃ見送ろうと思うような何てことない波、もしくは乗れなそうな波をサクッと乗っていってしまう人がいて、それはぎりぎりイエスなんだけど、ぎりぎりであるがゆえに多くの人はノーと見送ってしまう波、をしっかと見極めてるわけだ。また、ぎりぎりだから乗れるレンジも狭くて、横の位置取りも縦の位置取りもシビアに、見極めと同時に先回りした移動も求められる。でもそういう困難ささえクリアしてしまえば、競争は少ないし、見るからにいい波より入ってくる本数も多いから、絶対的に乗れる分母を拡大できる。てなわけで最近は、なるべく、みんなは見逃すだろうけどトライしてみればギリギリで乗れそうな波、を意識してるわけです。もちろん将来的にはみんながトライしてくる中で取れる人になりたいけど、いまは、ね。<139回目>オンショア、モモ、チョッピー、2時間。