下記のみっつは、東京での移動中に、このファイル(index.html)に打ち込んでいた文章。しかし何のつもりで打ったのか、テンパってたのか、眠気で半分夢を見ていたのか。いまとなってはまったく思い出せない。全体的に、情緒に流れすぎていてキモ怖い。つうか誰だ俺。

その1)最近のバスは低ステップだか低床だかでイスの配置がおかしなことになっていて、いちばん床に近い座席といちばん高いところにある座席では、視線に1メートルちかい高低差ができる。お風呂のイスみたいな踏み台を背の高い彼女が二段一気に登ったものだから、路面にぺったり張り付くように据えられた席に座ってる僕の視界は一瞬翳って、何事が起きたのかと首を跳ね上げると彼女の頭が天井に着きそうなのが見えてあっと小さく声を上げた。

その2)お願いだから、きみ、自分は愛されるに値する人間か、とか、自分には愛されるに足るチャームがあるか、なんて思いを巡らしたりしないでおくれ。だって、いいかい、人はチャームがあろうがなかろうが誰かに愛されてしまうし、値しようがしまいがマジックははじまってしまうものだから。そんなことより、ね。

その3)どこ行っても愛想振りまいてすぐ顔見知りになっちゃう。どこ行ってもがんじがらめなの、あたし。