寝ずに朝イチ。なんで寝られなかったかと言えば、タグとユメとすげえくだらねえ話で延々メセン盛り上がってたからなのだが。さておき昨日の波はほとんど残っていなくて、面は整ってるものの寂しい小波ただ、ひとりすごい上手い、ちょっとユニークな人がいて、その人見れたので良しとしよう。通常ラインナップでは、あくまでおおざっぱな話だけど、上手い人ほど沖よりに陣取り、ヘタッピほど岸よりに、というのが原則的な位置取りだ。大きな沖から割れる波は上手い人のもので、そのおこぼれをヘタッピがいただく、みたいな。ところがその人は、インサイドインサイド、誰よりも岸よりに陣取って、そしてみんなが見送った波にことごとく乗って、しかもエアーとか角度のきついリップとかパシコンパシコン決めちゃうの。感動した。気張って沖目に出て波取れずにほぞを噛んでいるより、後ろで数拾った方が勉強になるよなーとほんと思った。<128回目>弱オフ、モモ腹、トロ厚すぎり、2時間半。

さて、さきおとつい書いた「ある年代の女性、富士山登りすぎー」という話題に、最近では最も大きいリアクションが返ってきた。どうやらそれは僕の周囲だけで起こってる局所的なブームではなく、いよいよ本格的な現象のようだ。現代女性と山岳信仰、というテーマには掘り下げられる部分があまりに多すぎて苦笑すら漏れるけど(つうかそんな無茶なテーマ設定、誰もしない)、えーと、先に俺なりの答え言っちゃおうかな。アーリー・セブンティーズ生まれの、割と意識的で、主体性あって、キャリアもあって、能力だってあって、でもどっかしらに行き詰まっちゃってる感が拭いきれない、な女性がやたらと富士山を目指す、って傾向は、雅子さんが鬱まっちゃいました、ってニュースの表と裏だと思ってるんだ。

雅子さん、何なら雅子ちゃんと言おうか、俺にはちょうど彼女と同い歳で似たようなバックグラウンドのMちゃんという従姉がいて(世間的にはとある石油会社の社長令嬢、ということになる)、子供の俺はMちゃんのことが好きでとても誇らしげに思っていたので、ものすごくシンパシーがあるのだけれどさておき、雅子さんというのはある時代に大事・ステキとされていたものをエクストリームにまで押し進めた存在でさ、エスタブリッシュメントの家に生まれて、留学してて英語ペラペラで、すげえ有能でキャリアがあって、明らかにフェミニズム以降の男女観に立脚しつつ、お嬢なのにさばけてる風で、あと余談だけど服の趣味が悪い、という、そんでそれが家柄のいいダンナに見初められ、ハイクラスな結婚生活を送る、なんて、これはもう言ってみりゃレイト・エイティーズ・トレンドのバケモンというか、一種の神話をアホなくらい正直に、しかも究極まで押し進めて具現化しちゃった存在だよね。

そんで、そのエクストリームなモデルケース、努力すべき方向はこちらです、これぞ憧れられるべき女性のありかたです、ってメソッドの、ゲージ振り切るほどの体現者が、結局のところ鬱まっちゃいました、イエに入ってモンモンとストレス満載でございます、という事実は、そのフォロワーたる世代に言いようもない陰を落としたと思うんだよね(同世代はふーん、てなもんだろうけど・笑)。まあ雅子さんが体現する価値の8割は我が国の英語喋れる=かっこいいオブセッション、に立脚していると言っていいわけだけど、とにかく英語しゃべれてもハイソでも帰国でもキャリアでも(卑近に言うなら総合職でも)、心の平安は訪れない、ということがこれで決定的になってしまったわけだ。しかも子種とか男勝り云々とかいった超プレ・モダンな封建的理由で。長くなったのでこの話つづく。

森さん(mixi:Besucher)がビデオデッキを届けにきてくれました。これでレンタルビデオが見られる!ちなみに今日の夏野菜オールスターズは、ナス、パプリカ黄、パプリカ赤、ズッキーニ、トマト、カボチャ、タマネギでお送りしました。サポートメンバーはおなじみニンニクとオリーブオイルです。あとおよそ7人前あるので、4、5人前になったところでカレーにスウィッチする予定。

この夏ずっと履いてた海パン。実はバーゲンで買った去年の柄なんだけど。ショボーン