パン山せんせいに呼ばれてorkutに参加してみたのだが、ここ数日でわかったことは、個の発生は種の発達の相似形である、というテーゼはどうやらコミュニティにも適用できるみたい、ということだ。人がその細胞分裂の段階で原生動物や両生類に似た段階を経て発達するのはよく知られているけれど、それとまったく同じ按配で、ここ数日のorkut界隈はちょうどまるで、日本のインターネット(正確には個人ウェブサイト)草創期みたいだった。
僕がネットにつながった95年の秋、joiはやっぱり売れっ子で、カワカズさんがネットラを作ってて、ユーゴでウェブ暴でキトゥンズでPPでMLサーバは創夢か翔泳社でフロッケでピクスピでジャパンエッジでテクノヘッヅだった(そして僕はすべてに常にちょっと乗り遅れていた)わけだけど、なんだその頃の面々がまるまる自分の周囲に再現されていたわけだ。あらよっと。蛇足ながら発達の段階が早回しでなぞられるのも似ていて、28日現在、もう98年くらいまで進んじゃった感じですね。