間が空いてしまってようやくやっとの片山先生。朝は八幡の駅まで歩くのもつらくて、這々の体で多摩川を渡り、うへーってなんとかドアを開けたら先生は「ようやく辿り着いた、って感じですね」と莞爾。そしてこの日のセッションは凄かった。こちらの具合がいままでより大分悪いので、その分ビビッドに反応が出る感じで、こう、うつぶせになって背中にぽんと手を置かれてるのね。片山先生はほんの一部の例外を除けばほとんど手かざしみたいなソフトタッチャー(笑)だから、揉んだりもしないで手を当てて様子見てるわけ。するとだ、太ももがビクンってけいれんし始めて、そのうち肩がブルッ、ブルルッ、ガクガクガクって波打ちはじめて、なんだこりゃー。

驚きと不安でひえーふはははははと笑っていると、「大丈夫です。よく起こることですから」と先生。極端にこわばっている筋肉があると、気を通すときに、けいれんしてしまうらしい。参ったよ。これじゃエクソシストだし空中浮揚だ。どっちも普通にありえることなのだなあ。冬から春に向けての体温調節について、いくつかのレクチュアを受ける。片山先生の施術は、半分くらいの時間を、家に帰ってから毎日自分で行う整体法のレクチュアに割かれるのが特徴的だ。僕の当面の課題はおかしくなってしまっている体温調節の正常化で、もう半年近く、肩が震えるほどの悪寒か、わけのわからない汗を伴うほてりのどちらかに毎日何時間も襲われている。それをうまくコントロールできるようになれば、表面的な問題はたいていオッケーになる、そうだ。ガンバロウ。