とにかく体調の悪さを忘れるように動きつづけるのだ。午後イチに確定申告でポンとハンコをいただいて、その足でバイク屋へ。タイヤ交換。その待ち時間にジャリの散歩。梅がもうほころぶどころか咲いているね。池尻の3丁目、目黒川が暗渠になったあたりの崖っぷちは、空の抜け方がまるで多摩みたいにぜいたくで、光の、光は粒子であり波なんだったっけ? まあいいや、光の粒子の分布が濃いような匂いがする。踵を返してバイク引き取り、帰宅して仕事をしていると、大谷くんから電話。近くにいるから遊びに行く、と言う。なんか最近来客づいてるな。

大谷くんは菊地さんとの東大ゼミが始まるから、4月から毎週ここらへんにいるぜー、飲み屋どこがいいんだー、教えろだぜー、と息巻いている。彼と僕の音楽遍歴はまったくテレコになっていて、僕がこの歳までジャズの教養がまったくなく、そしていま熱中しているように、彼はグルーヴミュージックの教養をいまむしゃむしゃと摂取しているようだ。というわけで僕はチャーリーパーカーの来歴について基本的なことを教えてもらい、そしてモータウンのベースラインなんかについて話した。でも結局、アップル・ミュージックストアのビルボードチャート100を視聴するのに熱中しまくってお開き。あれはヤバい。何時間でも過ぎていく。ああシャニース最高(笑)。