ここ数日、千葉の海は北東ウネリがもろにヒットしまくっていて、連日頭サイズのビッグウィークとなっている。というわけでタバタとカンちゃんと、レッツゴー三匹で行ってきました。最初一宮から見たんだけど、確かにサイズはデカいんだけど波数も多くてあっちゃこっちゃで割れまくっていて、クローズ寸前って感じ。そのまま東浪見太東と見て、あんまり良くないからいっそのこと、部原を目指す。途中、岩和田は微妙にスモール。部原に付いてみると、うわー、波は素晴らしいけど、激混みだ。でもこの先、鴨川はさらに混んでいると情報が入っていたので、覚悟を決めて入ることにする。ひさしぶりだなあ、部原。

入ってみるとセットが頭オーバー、ミドルサイズでも肩上って感じ。しかもパワフル。部原はサンドとリーフが入り交じっていて、簡単な印象を言うと、アウトからトロく割れ始めるんだけど、あるところから突然モリモリっと凶悪に掘れ上がって、インサイドに至ってドシャーンと崩れ落ちる感じ。ちょっとよそじゃ見られない割れ方だ。で、結局この日、俺が乗れたのは2本だけだった。1本はミドルサイズで割とうまく岸まで乗り継げた。そんで2本目は、これまで乗った中でも最大級のセットで、ちょっともう死ぬ気というか泣きながらパドルしたら走り出してしまい、うーわーなーんーだーこーりゃー、と動転してるうちに、背後から掘れ上がった波頭に潰されて巻かれた。

赤ん坊のポーズで洗濯機に放り込まれ、ようやく浮上して、でも「俺は乗れたー!!」って興奮と満足感でいっぱいだったのだが、それも束の間。目の前では次のお化けセットがいまにも崩れんとしているところで、リーシュを手繰ってボードを引き寄せ、ドルフィンしようと思ったのだが間に合わず、ちょうど掘れ上がってドシャーンと崩れるクリティカルなゾーンで数トンの波しぶきをもろに食らった。ふたたび水中に引き込まれ、ぐるぐるぐる、背中がごつんと岩に当たった。うわー頭だったら! 頭だったら! そして浮かび上がると、見回してもボードがなかった。リーシュ切れた? と思っていると遠くにプカリとボードの上半分が浮かび、続いて自分のすぐ脇に、残った下半分が浮かんできた。一瞬、何が起きたのかわからなかった。近くの人が心配そうに、「大丈夫ー? 戻れる?」と声を掛けてくれ、ようやく事態が飲み込めた。

途中、波間にただようボードの半分を拾いながら、クロールで岸まで帰る。うわー。パッカーンと、ちょうど真ん中のあたりでボードまっぷたつ。きれいに折れるもんだねえ。浜辺でタバタに上がってくるようサインを送っていると、通りかかる人がみんな、やっちゃったねー、って横目で苦笑してる。でもひとり、ふくらはぎのあたりでウェットごとぱっかり切れて、血ダラダラ流してビッコ引いてる人がいたので、あれに比べりゃずいぶんラッキーだったな、と思う。余っていたファンボードをカンキくんに乗ってもらって、カンちゃんが使ってた元マイボードを借りてふたたびアウトに出たが、体がこわばってしまっていて、あとは一本もまともに乗れなかった。

帰りサーフショップに寄って見せてみるけど、やっぱりこうもド真ん中を折ってしまうと、どうにもならないし、無理矢理つなげても強度が出ない上にリペア代3万くらいかかるっていうんで、あきらめた。しかしMac買ったばかりなのになあ。どうしてこう物入りのときに。自分がヘボなせいだよなあ。あそこでもうちょっと走れば潰されずに抜けられたかもしれないし、潰されたとしてもチンタラしてねえでさっさとドルフィンしてれば間に合ったかもしれないし、ああでも言っても仕方がない。まああのセット乗れたんだから、元とれたことにしよう。うん。<101回目>部原、微サイドオフ、頭、トロめから掘れ掘れ、3時間。

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