隣にできるマンションの住民説明会、3回目。近所の町内会の寄り合い所。出席は住民側が13名、業者側が6名。とにかく業者サイドとしては、うちら条例法規関係オールクリアしとりまっせ、っていうのと、建物ちゅうんは建つときゃそりゃ少しはやかましくなりますがなお宅が今住んどるんもそうやって建てたんや、っていう意識を明確に押し出していて、あとは騒音振動など最小限にとどめるよう努力いたしますのでご理解賜りますようなにとぞなにとぞっていう慇懃プレイで押し切ろう、というスタンス。そんで住民側は歳を召された地主さんが大半で、正直無策すぎだ。話はいわゆる「何かつつがなく喋ってんだけど何一つ意味のあることはしゃべっちゃいない、そしていくら話をしても話をする前としたあとで一切状況に変化はない」トーク(別名:自民党)で占められていて、住民側も恥じらいがあるのかあまりガッついたことは表に出さず、これじゃ押し切られちゃうなあ、という印象。

そんな中、遅れて登場したうちのマンションの大家だけが、ひとり気を吐いていた。まあいちばん被害蒙ってるのがうちの建物だ、っていう事実もあるんだけど、正直、あの人と大家vs店子ではぜったい争いたくないなあ、と思わせるに十分な切れ込むトーク。争点を局所化させ他は捨てる戦術、たまにエグい言葉をあしらって揺さぶりをかけた刹那に論理を押し込む緩急、聞いた話ではIBMにいたそうで、外資マナーと言われれば納得の行くネゴシエーションだ。そんで大家の奥さんがやや感情をむき出しにして旦那のロジックを補強するスタイル。釣られて僕もべらべらっと少し喋ったのだが、業者の代表にうまいこと話をすりかえられそうになってヤベどう展開しようと黙った瞬間に後ろから大家が助け船を出してくれたので、妙なナイス連携が成立してしまった。議題はすべてがペンディングのまま次回に持ち越し。押し切られなかっただけマシなのか。でも解体工事はすでに始まっており、そのうちみんなケツに火が付いて、ゼニカネの問題になってエグくなってくるんだろうな。

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