寒さを引き込んで本格的に熱が出てしまい、ほぼ一日じゅう寝ていた。昨夜はアンテナでRのF氏とTに会って新媒体の話をしていたのだが、熱のせいもあって何をしゃべったのか、例によってまったく覚えていない。ここ1年、ほんとにあまりに寝込む日が多すぎる。休みのほぼすべてを寝込みに充ててしまっていて結局休みらしい休みが取れていない。ある種のパターンに陥っているなあ。部屋が散らかっている。こういうときには音楽も聞けない。映画も見れない。本も読めない。スケボーでもやって派手にすっこければ気も晴れるんだけど、起きあがれない。うへー。助けて工場長!

夜中に、景気付けにラーメンでも食べに行こう、と思って山手に行くともう閉まっていて、砦に行ってもちょうど片づけ中で、こんな日は何やってもうまくいかないね、なんて言いながらうまくいかなさにヤケクソで拍車をかけるべく「べらあめん」に入る。この店はもうどのメニューも完膚無きまでに不味くて、その不味さによって、不味い学食のカレーが半年に1度くらい食べたくなる、みたいな類のリピーターを呼んではなんとか潰れずに維持されている店である。そして当然ながらやはり期待を裏切らず実に不味くて、こちらの体調が整っているときにはエンジョイできなくもないこの不味さなのだが、やはり熱っぽい弱った体にはただの不味さとしか響かず、油脂の類にやられて後頭部に重いゼラチン質の膜が掛かったような感覚に包み込まれてしまって歩くのもままならなくなってくる。早く床について気を失ってしまいたい。何なら数日目覚めなくてもいい。