ここ数週間、生活のパタンが完全に逆転していたのだが、ついにハーフ・スリッピンからスリークウォーター・スリッピンにまで突入、睡眠は細切れになって記憶も曖昧だ。食事もあまり上手に摂れていない。しかし今は一年でもっとも日が長いシーズンだけに、そんな暮らしだからこその楽しみというのもあって、それが早朝の散歩である。451とジャリ玉と、新聞配達の駆け抜けるくらいしか人通りのないひんやりした道を歩く。今が1900何年で自分が幾つだか忘れてしまうくらい、とても気分が良い。

昼、眠れない腹いせに掃除を始める。カーテンを洗ってみたのだが、見事に縮みやがって苦笑。サッシ、床拭きまでしてくたくたになったのにまだ眠れない。晩、10日ほどごぶさたしてしまった八幡さまに参拝すると、大祓えの芽の輪が始まっていて、調教師のようにジャリを引き連れてくぐってみる。もう体調を崩してひと月になる。仕事もぜんぜんしていないし、いいかげんちょとヤバし。かといってどうにもなるもんでもない。そういうやきもきした気持ちは人に伝染して、それがまた申し訳ない。