今日は朝イチ8時からの教習が入っているので、朝はサーフィンよりとにかく起床に集中。でも7時の目覚ましじゃ起きられなくて、10分前にセットしたスケジュールのアラームでようやく目覚めた。くわえトースト的に慌ただしい朝、なんとかオンタイム。パンチ教官さん、S字、クランク、直角バックに幅寄せ駐車。ハンコ。終わったら即ウェットに着替えて海へ。というところでギャワ! ドアにノーズぶつけてボートの先っちょが欠けちゃった。リペアキット持ってきてないよー。あとで近所のサーフショップを探して、相談してみよう。いずれにせよ不注意から無駄な出費確定。トホホなまま浜へ。途中、あいさつするようになった教習所脇のばあちゃんから、ワカメのメカブを持ってけ持ってけと言われるが、来月帰るときにするよ、と辞退する。


週末のため、これまで見たことないほどの人手だ。といっても広いビーチだし、60人くらいがそれなりに余裕を持ってラインナップしてる感じで、オンシーズンの週末鵠沼みたいに400人近くが入ってるキチガイ沙汰とは次元が違う。混雑を避けて瀬戸浜寄りに入るが、ウネリは乏しい割に南風と風によって引き起こされた右から左への流れが強烈。昨日に引き続き昼はあんまり思うように乗れなかった。シャワーを浴びて着替えたら、またも遅れ気味で駆け足toパソ教室。OCNのSMTPがいったんPOP認証を受けないと開いてくれないタイプなので、本格的にメール送信が懸案になってきた。最悪hotmailか、ftpでtxtをアップして、そのURLをケータイから仕事の人に送る、とかしかないのかな。

戻って昼食。鯖の西京漬けみたいのが出され、ようやく魚にありつけて嬉しい。しかし塩が強くて残そうかどうしようか迷いながら食べるはめに。食事が済んだら、朝ぶつけたボードの修理をしなくちゃだわ。まず浜へ出て、ローカルの子に近くのショップを聞く。漁港沿いに歩いていくとあるというのでてくてくと3分。軽く鄙びた佇まいの、いかにもなショップが見つかった。リペアするよりノーズガード被せちゃったほうが楽だよ、と進言され、前々から付けようかと思っていたのに機会を逸していたので、一石二鳥かと思い購入する。その足で、まだ未踏だった温泉宿のあるメインストリートを散策。うーん、なんか良くも悪くもズボラで野放しというか、抜けていていい感じだ。抜けている、とピースフルの近接について考える。


戻って欠けたノーズにシリコンのキャップを装着。とりあえずこれで水は入らないだろう。ひと安心して部屋に戻り、換気でもしようかと窓に手を掛けたところで、息を呑んだ。叫ぼうか叫ぶまいか一瞬迷い、一応ここは叫ばないことに決めたのだが、網戸と窓との間に、手のひらほどもある、はオーバーだな、でもシングルCD(って若い子にはもう通じないんですか?)くらいはあるタカアシグモが鎮座ましましやがっている。ああ字面だけでも叫ばせて。ギャー! でもまあ冷静に網戸をずらして外に逃げていただいた。わーもう、おどかすない。心臓口から飛び出るかと思ったわ。ワイルド・ワールドの本領を一瞬垣間見た。あとはサーフショップでもらってきたフリーペーパーとか読みながらゴロ寝。時間が来て教習。初めての女性の教官。アドバイスがなかなか他の教官とは違って、真面目な人なんだなあ、と思った。

これは本来あっては望ましくないことなんだろうけど、個々の教官によって、課題に対し提示されるアドバイスに割とバラつきがあって、それが興味深い。もちろんいずれも課題をこなすためのtipsであり有用であることには変わりないんだけれども、割とファンダメンタルな要素を習得させたがる人もいれば、とにかくどんなプロセスを経ようが検定に通ればオケー、という人もいて、今日の女性の方はさらに試験対策的というか、たとえばコーナーを過ぎてすぐに右ウィンカー、とか、S字を出たあとステアリングを保持しておけばクランクの進入経路に繋がる、といった教習コース内における具体策を授ける感じだった。まあ教師でも基礎を叩き込めば応用はクリアできる、というスタンスの人もいればシケタン暗記型の人もいるわけで、要は教習スタイルによって普段すれ違う教官の性格が窺えるのが面白い。

ハンコをもらったらさあ、海へ戻ろう。風は強烈なオフショアに変わっていて、雲行きも怪しい、と思っているうちに着替えてたらパラつきだした。おかげで昼前の混雑はどこへやら、ポイントに入るともう7人しかいない。すぐにロングの2人も上がってしまって、あとは残った5人で、悪コンディションのなか粘っていくことに。満潮が近いため、遠浅なのが災いしてバックウォッシュ(寄せては返す、の返す方の波)が酷く、入ってくる波と打ち消しあってパワーがない。かなり苦戦したが、それでも数本ジャーっとターンが決まり、うち一本では勢いがつきすぎて波の裏側へ飛び出してしまった。これは初めての体験で、かなり感動。飛び出す前に板を返せば、アップ・スーン・アンド・ダウンというモーションになる。まあ返せれば、のお話で、そんなのいつのことになるやら気が遠いけれど。ド基本であるスタンドアップがまだ遅い。<47回目>千倉、強オフ、トロトロ、モモ、朝1時間半+夕1時間半。

夕食を済ませ、娯楽室でテレビを見ながら今日から俺は!とか読んでいると、いい感じになったTさんから「行きますか。おごりますよ」とのお誘い。あれだな、フィリピンパブ(笑)。断る理由もないのでのこのこと付いていくと、チープながらベルベットな内装にミラーボール&ボックスソファのキャバレー的空間(♪世界中どの街に行っても/ミラーボールはキラキラしてるわ)。飛び交うタガログ語、ボディコン・スーツとパンティ、伝線したストッキング。けっこう繁盛してるので驚く。女の子の数も多く、みなパブの2階に住み込んでいるのだという。昔みたいに人身売買って感じは薄く、聞けば半年くらい働いては国に戻り、また金が底を突くと出稼ぎにきているそうである。ちなみに衣食住はすべて支給され(衣は戦闘着のみ)、半年働くと帰りに30万もらえるとか。70へぇ。


カラオケを歌えと言われてもヒットチャートが判るでもなし、断っていたのだが、酔いが回ってきてしまって、わかりました、じゃあこれを。と歌本を指さす。ええ、歌いましたよ、めっちゃホリデイ。フルコーラス、ちゃんと振り付きでな! 夜空のムコウやアイ・ラブ・ユー・オーケイに混じっておかしなのが踊りだしたので、場内は異様な盛り上がりになっていた気がするが、まあすでに強制忘却したので覚えてはいない。クラップヨーハーンズ! と言ってしまったのがもっとも忘れたいできごとである。