ビデオを見ているとタバタ来宅。あと15分なのでいっしょに見てから海へ。3号線が一の橋手前あたりで事故の表示。2号線天現寺から乗ることに。タバタもここらへんの判断がずいぶんスムースになったのでかなり安心して寝ていられる(いつもすいません)。で起きるともう作田なんだけど、おとついまでの高波はどこへやら、穏やかな海面で、ちょっとよそを見に行こうかと話す。一宮は似たようなもんだったんだけど、東浪見まで来たらいくらかアウトから割れていて、海の色もグリーンで気持ちよかったのでここに決ーめたっと。考えてみればとうとう2月に入ってしまったわけだけど、今日は風は強いが陽差しもあって楽勝。まあこの先どこまで冷え込むのかまだ想像も着かないけど、これはひょっとしたら通年サーフィンできてしまうのではないだろうか、という気さえしてくる。あと休んで身体が緩むのもちょっと怖いし。

しかし海に入るとちょっと嫌な感じ。うまく書けないんだけど、簡単に言えばスランプというかプラトー状態。ここ4回くらい、まったく進歩が感じられない。やや面が荒れていたけど割と本数はこなせたはずのに、テイクオフして立ち上がったあと、加重して横に走ったり加速したりするきっかけを一切つかめないまま終わった。逆に一時停滞していたタバタはここのところ絶好調で、毎回これができた、あれができた、と盛り上がっている。俺はちょっと苛立ち始めている。そして、新しい板さえ買えば変わるはず、とデバイスにすがろうとしている。弱虫! あと手押しポンプ式のシャワーを買ったらこれがもう大正解。文明バンザイ。<25回目>東浪見オンショア、もも、ダラダラやや面荒れ、3時間ちょい。

帰り、給油に寄るとガソリンスタンドの姉ちゃんが慌てている。コンコン、はいー、あのータンクのキャップがないんですけど(笑)。うわー、俺よっかかって煙草吸ったりしてたよ危ねえなあ。どうやら前回給油したセルフ式のスタンドに忘れてきたらしいので、探しに寄ることに。そんなこんなで渋滞もあって3時間以上かけてようやく目黒区。すると山手通沿いにラーメン屋の看板が。ラーメン二郎。開いてる。イヤッホウ! とうとう二郎初体験だぜ! 意気込んで並びます。なんか緊張感を強いる磁場が張りつめまくっていて、私語も慎ませる雰囲気。以前に受けたあべくんのレクチュアどおり「ショウブタ」「野菜、にんにく」と発語。すげえ盛り。さて食べる。

・・・確かにこれはワン&オンリーだ。うどん粉という言葉を真っ先に連想させる太くてもちっとした麺、ネギの薄皮と鶏の雑味が前面に出たスープ、むんと立ち上るモヤシの匂い、塩っ辛い豚、5ミリくらいの層をなして浮く調味油。すごい。全部がゴツゴツしたまま提示される。これはまずいんじゃないかと言いたいのを堪え(笑)、列のプレッシャーもあって完食。わけがわからない。食事という概念からはみ出してしまっている。あべくんに電話。「あ、メグジロウにいるんだ。どうだった?」いや、俺ごときにはわけがわからない。ハードボイルド?「そうそう。基本的にファンはライフスタイルとしての二郎を愛してるわけで」はい?「二郎とともに人生を歩むことが商品なんですよ」考えます(苦笑)がちゃり。わかった。あれは道だ。タオ。そんで俺はそういうのいいや。もう行かない。

クルマに乗り込んだくらいから、あからさまにさっきのラーメンが原因だと思われる頭痛に襲われる。調子に乗って大を食べたタバタは胃の調子がおかしいとこぼしている。初心者2名を打ちのめした二郎。帰宅してからも具合は治らず、ソファに倒れ込んでしまう。はっと目覚めると午前1時。顔面が蒼白なのは気分が悪いからだけじゃない。待ち合わせ1件とDJのブッキング1件を飛ばしてしまったのだ。とんでもなく惨めな気持ちになってくる。詫び電を入れつつ、情けなさに半泣きでウェットスーツを洗う。まだ気持ち悪い。2月が始まった。