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ピクミン、クリアしたよ。何年前の話題なのかも知らないけど。
10日は散歩、仕事、食事、それ以外の時間ずっとピクミン、という状態。結局大ボス倒せないまま手打ちとしたんだけど、椎名もとんでもないもんくれたもんだよ。こんなアイデアもパッケージングも華麗なおもちゃ、ゲーム耐性がない俺にはあまりに支配的でコントロールできまっせん。お友達にあげちゃったプレステに引き続き、近いうちロクヨンはあべくんとトレード(ディスクマンと・笑)、キューブも誰かにあげちゃおうかと思ってる。だってこのあと、どうぶつの森が控えてるわけ。身い滅ぼすわ。
それにしてもゲームの何が支配的って、音と絵と指先の運動がシンクロして入出力されるわけで(俺はいま、還暦の教頭先生のような話をしてます)、暗記したければ手を動かすことだとよく言われるけど、神経系への回路開通工事が強力すぎるのね。ビビッドすぎる。結果どういうことになるかというと、まず夢でプレイしてる。洗い物してると蛇口からのぴちゃぴちゃいう音を聞いて青ピクミンどっかに残ってたっけと思ってしまう。スターウォーズのCM見て笛の音が聞こえる。しまいにはちょっときつめの金髪ウェーブが、黄ピクミンの群れにロールシャッハしてしまう。たった3日でこれかよ!
もちろん視聴覚ばかりじゃなくて思考パターンまで乗っ取られていて、3グループで仕事を分担する話題を口にした瞬間、3種に分類したピクミン群のひとつに橋を架けさせ、もうひとつにパーツを運ばせてつつ、それらが画面に映らないところで進行しているのを感じながら敵を倒しに行くイメージが降臨。マルチプロセッシングの図像化というか、いかに自分の手を離れたところでピクミンに任せるかがスマート化のカギだな、と思っている俺を発見。こんな体たらくだから、よしんばギャルゲーとかやった日には、生活まるごとがギャルゲー思考に乗っ取られることは間違いないと思う。それがどんなもんなのかは知らないけど、あれってトライ&フラグオンが基本モデルなんでしょ? それ、世界では通用しないから(笑)。
仮に(やったことねえのに仮もクソもねえけど)ある扉が開く条件が、例えば100回叩けば開く、というトライ回数のスレッショルドによって定義づけられている状態をギャルゲーモデルだとすれば、1回目で開くかもしれないし100万回叩いてもダメかもしれないけど常に1/256の確率で開くものをパチスロモデルと言えるだろうし、しかしながら世界ではフラグのオンオフはあらかじめ決まっていて、何百万遍叩いたところで開かない扉は開かない。開く扉を見つけることのほうが肝要だし、開かないなら裏口を探すほうが、なーんてのはカジュアルな陰謀史観になるわけだけど(笑)。マスタープラン・オブセッション。いや俺は十分にそういう姿勢なんだけどさ。だから理性より嗅覚を持っていたい、という。