朝、ことねやんより電話。なんかものすごい膝を打つような名フレーズを聞いたんだけれども、書き留めなきゃ、と思ってるうちに二度寝してしまって、目覚めたときには書き留めなきゃ、という気持ちだけが残っているものの何を言ったのかはお互いさっぱり覚えちゃいない。昼過ぎ、存在すら忘れかけていたクライアントから無沙汰を詫びつつ仕事を依頼する電話が入り、なんというか、あらびっくり。僕にとってペンディング4ヶ月というのは忘却に値するほど長いが、彼らにしてみればそうでもない、ということがわかった。役所めー(笑)。

机を移した東側の窓から眺める空は思いの外良いけれども、朝日がもろに差し込むのでブラインドを取り付けでもしないと午前中は何もできない感じ。ちなみに見える風景を左から書いていくと、丹下しぇんせーの代々木体育館、代々木公園の森、NHKは道向こうのマンションに隠れてしまっていて、次は手前に富ヶ谷富ヶ谷(ちゃんと谷があるのよ。もちろん地価はお安め)、奥にアムウェイの本社ビル(苦笑)。公園通りのホームズマンション、パルコ、奥に東邦生命ビル、西武のA館とB館、マークシティの端っこ、そしてぐっと手前に寄って道向かいに、槇文彦の手による、ポストモッダーンなコンクリ打ちっ放しにカマボコ屋根、ガラスをふんだんに使った素敵な建築がありまして、えーと、これがカルト教会なわけだ(笑)。

その教会の向こうにほんのちょこっとだけ、246沿いにできた東急なんちゃらって新しいホテルが顔を出してる。さて、もう時間がなくなってきたのでそれぞれのランドマークについての考察はしないけど、なあ、これがうちの窓から見える世界だ。やっぱ左からひとことづつ書いていこうか。ド権威、清潔と管理、ヒエラルキー、欲まみれ、西洋かぶれ、軽佻浮薄、フォークソング、不景気、不景気、カルトとスノビズムの親密さ。どうよ(笑)。そんでもってベランダで煙草をふかしながら、こいつらまとめて眺めて、毎日地上に降り注ぐ光線の美しさを愛でているってわけ。俺は何でもかんでもきちんと美しいってことを知ったよ。今日はとても急がなければならない、しかも思うようにサクサク進まないnot仕事の用事で一日が過ぎた。部屋の片づけももろもろの仕事も途中のまま。外出もジャリの散歩にちょこっと出たのみ。