メインテナンス・デイ。朝のうちに起きて緊急の用件が入っていないか確認し、2度寝。タモに再起床。なにはともあれ洗濯と部屋の片づけ(散らかっているのは脱ぎっぱなしの衣類がほとんどだから、これはほとんど同じことなのだが)をしないと。洗濯機はとうとう3度回した。ハンガーが足りなくなるのを見て、いよいよ冬だなあ、と思う。段ボールに山盛りで放り込んであったゲラや色校、パンフやリリースを整理、というか大半を廃棄し、領収書の束を、、、これはまた今度にしようつうかこんなに貯めて帳簿付けられるわけないよエーン。

ひとしきり片づいたところでジャリの爪切りに出る。歯磨き、耳掃除などほとんどの手入れは自分でできるのだけれど、爪だけは無理だ。うちのは黒爪なのでどこまで神経が通っているか陽に透かして見ることができない。結果、おおよそのところに見当をつけてエイヤと切ることになり、けっこうな割合でジャリは痛がって暴れ、同時に血を見るハメになる。獣医でも暴れるのは同じだが、保定が上手だし専用の止血パウダーがあるので安心だ。ついでなので肛門腺(解説)もお願いした。帰ってごく軽く仕事。

リョウタさんから電話。パスタを作っていたので呼びつけたのはいいが、えらい不味いもんを作ってしまい(最近、僕は料理が上手、というのは単純に愛されていたからみんな我慢して褒めまくってくれてただけで、実はすっごく下手な上に味音痴で、クソ不味いもんを自信満々で作っては周囲の人に毎日食わせ続ける少女マンガみたいなことをやっていたのではないか疑惑、が浮上中。いや、今日のは自分で食っても不味かったんだって!)、それでも平らげてくれるんだからリョウタさんはモテるはずだ。食後、お茶飲んで世間話、古今に行って世間話、ソネに行って世間話。内需低迷とインテリアブームの相関性、とか下方倍音列理論とカバラの近接、とか、あと忘れちゃったけど30トピックほど。あ、いま思い出したけど、マターリ、とかケコーン、みたいな2ちゃん的韻律変換がなぜアンティシぺーションの形をとるのか、というトピックを話し忘れてたな。

見送ってから、さっき置き忘れてしまった帽子を取りに古今に戻って、発表会で使うレジュメのリライト、文字校を少し手伝う。進士に「仕事好きでしょ」と言われて笑う。苦手と好き、はいつでも仲良く一体になっているもんだからね。得意なものが好きな人になれたらどんなにか楽だろう。ってかやっぱそんなのご免蒙りたい。ビタースウィートなりハニーペイン(アイスクリーム、でもいいけど・笑)は生きてくことを楽しみに感じるための、神様が考えてくれた大事な知恵のひとつなんだから。どうしてそんなにアイスが好きなの? と聞かれたら、キミのことが好きな理由と一緒さ、と僕は答えるだろう。そういう人しか、僕は好きになってこなかった。