すごい晴天。11月も半ばになるっつうのに半袖Tシャツ1枚で海沿いを歩く。フルスーツだったので、手首足首に日焼けの線が付いてしまった。朝のうちはサイズもほどよく波面も整った、見た目はグッドコンディションのくせに実際入ってみるとすごく掴みにくい、初めて経験するタイプの波で、最初のうちまったく乗れなくてどうしちゃったんだろうってすごい凹んだ。早々にいったん上がって浜から見てると、周りもテイクオフを失敗してる頻度がいつもより高く(もちろん上級者はがんがん乗るのだが)、これが用語でいうところのトロ厚い、ってやつかと理解する。簡単に言うと波の斜面の角度が緩いため、なかなか板が滑り出さないのだ。

気を取り直してリトライ。いつもよりパドルを始める位置取りがシビアな感じで、波が割れ始めるピークをうまく読み、ジャストのところで、しかもいつもよりもっと一生懸命パドルしないと滑り出さないことがわかる。荒木君に教えてもらったテイクオフ時にアゴでボードを押さえ込むTipsと、タバタがことあるごとに口にする早め早めの立ち上がる動作を心がけ、なんとか数本乗ることができた。日が高くなるにつれオンショア吹き出し、潮も変わってきて波質がダンパー(反対に角度が強すぎて一気に崩れ落ちる波)に移行したので、完全にダンパーになるまでの間は気持ちよく乗れた。やっぱりどんな状況でもガンガン漕げる腕力が必要だと痛感。もう滑り出せば毎回立ち上がれるが、立って体重を掛け続けられたのはたった3本ほど。<11回目>ローラーパーク前、トロ厚、腹、微オフ→弱オンショア、1時間+3時間。

帰りちょっとnotサーファーの地元家族連れとのトラブルがあって、トラブル自体は完全に僕に非があるんだけど、相手の態度が想像を超えて荒みまくっていて、なんつうかすげえ凹んだ。トラブルで凹んだんじゃないよ。3歳くらいの娘の前で両親が口汚い言葉を繰り出すというのは、まあ僕がナイーブすぎるだけかもしれないけど、やっぱりショッキングだった。としか僕には言えない。外出する、世界と接触するってのは、当然のことながらこちらの想像なんて軽々と超えていくから、やっぱりいろいろたいへんだ。仕事、夜遊び、そして友人たち、というのは当然のことながら自分の世界であって世界ではない。そんなこと小学生でも知っていることだろうけど、けど、当然のことながら、を何度も噛みしめた。凹んだ余波でうちまでずっと無言。タバタごめん(苦笑)。友達に電話して、古今に寄って、ようやく復活。ウェットスーツを洗わなきゃならないし部屋が散らかっているのだけれど、疲れのためほったらかして寝てしまった。

参考:MS-09の中国語表記