まだ諦めきれずfat領域のデータをサルベージ。一部メールとメッセンジャのリストなどが拾えた。いい加減割に合わない気がしてきたので、あとは半日がかりで環境を復旧。夕方、気温がほどよく下がってきたのでジャリの散歩で、普段は子供が多いため昼間には行かない公園へ。ベンチに腰掛け、木漏れ陽を愛でる。夜半に椎名と青木が来宅、またもやマリオカート大会。

早朝、チェルシーのオレンジ味、なんてあったかどうか定かじゃないけどそんな感じのミルキーな朝焼けをベランダで眺めていると、離せよコラ! と響き渡る怒号。路上には男女、男は井草色がかった淡いベージュのダブルのスーツ、不動産屋風。女はツイストかけたロングヘアーに、白いタンクトップ、灼けた肌、トロピカルプリントのサブリナパンツ(プリントな時点でサブリナという呼称はいかがかとは思うが。丈の話だ)、黄色のソックス。男が立ち止まる。やおらゼロハリのアタッシェを振りかざす。え? ゴン。よろけながら女は片手を頬骨のあたりに、もう片方の手で男の服の背中をつかもうとするが握りそこねてしまい空を切る。そこへ男がハンマー投げのモーションで、おいそれはシャレにならないだろ、ガツン。女は崩れ落ち、男は歩き去っていく。頭に手をやり血が付いていないか手のひらを見ながら立ち上がる女。ちらと振り返った男が早足で駆け出す。図らずもクラウチング・スタートの格好で女が追い掛けていき、ふたりは視界から消えた。楽しそうだなあ。