結局9日と同じく8時頃まで延々しゃべっちゃうパタン。しゃべりながら僕は寝付いてしまって、3時頃目が覚めたら山口くんはいなくなってた。あとは、えー何と申しますか、愉快だったけどたいへんたいへん情けない一日でした。トホホだよ。

フィジカルのはなしを少し。僕はもともとすごく身体が固くて、それこそ立位体前屈マイナス20センチとかそういう。で、22のときだったっけな、一念発起して集中的にストレッチをやったことがあった。結果は上々で、3カ月くらいで手のひらベッタリまでいって、あとは伸び悩んで飽きちゃったんだけど。それからは年々徐々にふたたび身体がこわばり続けて、先週ほいっとやってみたらもうマイナス15センチくらまで戻っちゃってんのね。こりゃマズイってんでストレッチを再開しました。

なんでまずいかっていうと、これはやってみてはじめてわかったんだけど、柔軟性っていうのは脱力の仕組みとすごくダイレクトにリンクしていて、当然なんだけど身体固いと脱力ができないようになってんの。固いときは固いなりにブラーって力抜いてこれで脱力なんだ、って思ってたんだけど、一度柔らかくしてみると緩めかたの次元がぜんぜん違っていることがわかって、ちっとも脱力じゃなかったことに気づかされる。そんでこの脱力が何をもたらすかというと、安定なんだ。

あの、なんていうかな、骨董の壷とかで「据わりのいい」って言い方をすると思うんだけど、柔軟/脱力方面が自由になると、この据わりのよさ、居ずまいの安定が手に入る。据わりがいい状態にあると、卵と鶏みたいなもんでどっちが先でもいいんだろうね、心が落ち着いてられるの。もともと心身共にかなりちょこまか落ち着きのない僕だからこの効果はてきめんで、調度この時期くらいから、弛緩ひとつで僕のフィジカル全般はすごく快調になった。で、それがさぼって戻っちゃったもんだから、最近わしゃわしゃしてるのはこのせいかなー、と思って。さて、結果は3カ月後に。