毎日がピクルスマス

スピン兄さんが文章を褒めてくれた。ほんとにうれしい。そもそも僕がサイトを始めたのはスピン兄さんのあまりに最高なホメパゲ(懐涙)、ピクスピが終わっちゃったからで、あまりに大それた考えだけど、その遺志を忘れないように、そしてもしかけらでも継ぐことができれば、と思ったからだ。あれから6年(!)、無駄に歳をとったりもしたけど、でも無駄なことばかりじゃなかったみたいだ、というか、報われたよ。正直にそう思う。

僕がピクスピから教わったことは、簡単に言えばこういうことだ。「大丈夫、この世は美しい」。それを感じたければ明晰でありなさい。風の日も、泥の日もあるでしょう。でも君が世界を見たいと願うなら、見透かそうと試み続けるなら、オッケー、現実は君の目に美しく映るでしょう。──ジャンプ三原則(友情・努力・勝利)にもバキ三原則(外道・鬼畜・勝利)にも乗れない子供だった僕が、ようやくガッチリ組み合えたクリアーというアティテュード。僕はそれを、拙かったりたまに放り出したりしながら、それでも忘れずにここまで生きてきた。

寺本さん。結果なんて出せないけど、ほんの瞬間でしかなかったかもしれないけど、世界は実際美しかったです。僕はそれを教えてくれたことにすごくすごく感謝してます。死なずに済んだ。世を呪わずに済んだ。昔、寺本さんへの気持ちを込めて拙い文章を書いたことがあったけど、そのときより何倍もすがすがしい心持ちで今、サンキューって言います。僕はいまちょうど転機っていうか割とグラグラした時期なんだけど、そんなときにもう一度足下を確認できたのはラッキーでした。サンキュー。ラブ。

近所でMCK氏と打ち合わせの最中、3週間で300ページ余を入稿、うち100ページ以上を自分で書き製版に間に合わなかった10数ページは自社広扱いでポジ入稿、という出版界のエクストリーマー、加藤くんから電話。ようやく校了が明けたので飲みに行こうとのこと。財布にお金がなくて、近くにあった、キャッシングっていうの? ボタン押すとお金くれる機械、あれを何年かぶりにやってみた。くれたよ金。すごいね現代は。2時頃帰宅して仕事。僕が大ファンであるところのアナ部のことねさんがゲストブックに書き込んでくれた! まさか見て下さってるとは思いもよらず、大ハッピーになって寝る。