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朝から諸連絡、諸手配。昼寝して仕事して飲みに繰り出す。ようやく普段のペースに戻った感じ。世はこともなし。
夜半、Mさん宅に撮影用にモールトンを借りに行こうと電話すると、どうも様子がおかしい。聞くと、帰宅したところドアの内錠(パタンと倒して引っかけると5センチくらいしか開かなくなるやつ)が掛けられていて中に入れないのだと言う。い、ち、ちょっと待て! それってばすごくヤバイんじゃないの? ねえ。「明かりは?」「真っ暗」「また女に合い鍵渡したりしたんじゃないの?」「いや、まったくない(泣)」うわー。渋谷区内のロックセンターの電話をメモしてタク。
途中コンビニで開錠用にビニールひもを買ってMさん宅へ。ここのオートロックは理不尽な2重構造で、住人さえも出入りに苦労するほどなのに・・・いやそのスキを縫って本職さんが・・・。とか思ってるとドア前到着。中からはマップ(猫)の鳴き声だけが聞こえてくる。「ねえ、開けた途端に撃たれたり」「しないしない」でもここ6階だし、泥棒さんの避難経路ないよ! あ、お隣のベランダに渡って潜んでいた泥棒さんが明日の朝凍死体で発見されたりも後味悪いよな・・・おそるおそるドアを開けると話どおり内錠が。Mさんがビニールひもを縛り付けてドアの蝶番方向に回し、グッと引っ張ると難なく開いてしまう。ひゃー。つうか手慣れてるな、どこで覚えた?
あとはあれです、完全にコント。Mさんは工具箱、僕はブーツの片方を持って(笑)、かーなーり腰引けつつ照明を付けて回る。Mさんを先頭に立たせて(笑)。お風呂まで見に行ったところでMさんは安堵モードに入ってすたすた歩いてるんだけど、僕は延々トイレとかベッド下とかクローゼットとか開けて回る。流し台の下なんて入れないっつの、臆病だなあ(苦笑)。ようやく錠前を確認すると、シリンダー錠のフレーム側受けと内錠の根本ビスがぐにゃりと破壊されてる。どうやら誰かが外からドアノブを強烈キック、そのショックで内錠が倒れてしまったらしい。しかし誰が! 一応オマワリ呼ぶというので、自転車をお借りして謎のままそそくさと退散する。